この記事では「退席していただいても構いません」について解説をします。
「退席していただいても構いません」とは?意味
その場から立ち去っても問題ありませんという意味です。
「退席」は、その場から立ち去ることという意味です。
会議の場など比較的狭い場所から立ち去ることをいいます。
グラウンドのような広い場所から立ち去ることは「退場」といいます。
「いただい」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
動詞の連用形に「て」を添えた形につくと、話し手や動作の受け手にとって恩恵になることを他人から受ける意を表します。
「構いません」は、差し支えないという意味や、許可を与える意味があります。
たとえば「先に帰っても構わない」という場合は、先に帰ってもらっても気にしないという意味になります。
「退席していただいても構いません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、その場から立ち去っても問題ないことを伝える際に用います。
退席をしてもよいし、しなくてもよいという意味です。
会議など比較的狭い場所から立ち去ることを許すときに用いるものです。
相手を敬った表現のように感じられますが、目上の人に対して述べるのは不適切です。
「構いません」は許可を与えるときにも使われるもので、目上の人に対して許可を与えるのは上から目線のように感じられ、失礼になります。
この場合は「差し支えありません」など別の表現を用いた方がよいでしょう。
「差し支えありません」は「問題ありません」という意味で、上から目線のような印象がありません。
また、「退席」という言葉ですが、改まった場から立ち去ることであれば「退出」と言い換えることもできます。
「退席していただいても構いません」を使った例文
・『急いでいる方は退席していただいても構いません』
「退席していただいても構いません」の返答や返信例
多くの人に向かって述べられている場合は、返答する必要はありません。
その場から立ち去ってもよいので、その場にいる必要がないと判断をしたときや、何らかの事情があってその場にはいられないときには、その場から立ち去って問題ありません。
立ち去る際には一言声をかけることが望ましいです。
退出してもよいとは言っていますが、何も言わずにいなくなると「どうしたのだろう」と心配させてしまいます。
その場に残るつもりの人は、その場にとどまっていましょう。
まとめ
この言葉は、会議の場などから立ち去ってもよいと伝えるものです。
このようなことを伝えることで、その場から離れやすくなります。
しかし、目上の人に対しては失礼になるので、言い方を変えることが望ましいです。