「留任する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「留任する」とは?
「留任する」は、これまでの役割や職責にそのまま留まる場合に使用できる言葉です。
「留任」は、「任に留まる」と表記できます。
「任」とは、役割や職責のことです。
ビジネスでも、「任に着く」や「任を離れる」という形で、役割や職責の変化を表現します。
これを熟語にすれば、「着任」や「離任」となります。
また、「就任」や「退任」と表現する場合もあります。
いずれにしても、現在の任から「離任」や「退任」せず、これまで通りに留まる様子を「留任する」という言葉で言い表せるのです。
「留任する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「留任する」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが社内の委員会で長を務めていたとします。
今年は退任の予定でしたがメンバーからの強い推薦によって、委員長の任に留まることになったのです。
このような場合には、「皆様のご要望を受けて、留任することとなりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、委員長の任に留まることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「留任する」の使い方に注意しましょう。
これを丁寧語にすれば「留任します」となります。
尊敬語なら「留任なさる」、謙譲語なら「留任いたす」とできるのです。
同じ意味の言葉でも、さまざまな形で言い換える事ができます。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「留任する」を使った例文
「留任する」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『多数決の結果、今年度も留任することとなりました』
・『まだ安定しておりませんので、今年一杯は留任するつもりです』
・『皆様からのご要望もありますので、このまま留任するとよいでしょう』
「留任する」の類語と敬語での言いかえ
「留任する」の類語と敬語を解説していきます。
「留任する」の類似表現
「留任する」の類似表現には、「続投する」があります。
「留任」と「続投」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「留任する」の敬語表現
「留任する」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「留任いたします」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語と丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「留任する」は、これまでの役割や職責にそのまま留まる場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。