「猛威を振るう」というビジネス用語の意味・使い方・類語・英語を分かりやすく解説します。
「猛威を振るう」とは?
「猛威を振るう」とは、「激しい勢いで非常に強い影響力を及ぼすこと」を意味しているビジネス用語です。
「猛威を振るう」という言い回しはビジネスシーンに限定して使われているものではなく、「基本的にはネガティブな出来事が、猛烈な勢いで大きな影響力を振るう」の意味合いを持っている一般的な言葉になります。
一般的な表現としての「猛威を振るう」は、「病気・自然災害・戦争(武装勢力)などがもの凄いスピードで広い範囲に対して力を振るうさま」といった意味を持っています。
「猛威を振るう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「猛威を振るう」のビジネスでの使い方は、「何か好ましくない出来事が、非常に速いスピードで大きな影響を及ぼす場合」に使うという使い方になります。
「猛威を振るう」という言い回しは、「ライバル企業が急速に売上げを伸ばして市場シェアを奪い取るような影響力を振るっていること」などを意味して使われることが多いのです。
使うときの注意点は、「良い出来事の影響力」について言及するときには原則使われないがあります。
「猛威を振るう」を使った例文
「猛威を振るう」のビジネス用語を使った例文を紹介していきます。
・『新型コロナが猛威を振るって時短営業などもあったため、飲食部門の売上げは急速に落ち込みました』
・『ロシアの右派が猛威を振るってウクライナ侵攻を強く支持しているので、当面はロシア貿易の成長はないでしょう』
・『台風12号が猛威を振るって田畑・果樹園の作物がなぎ倒されたため、今年の農業は不作になりそうです』
「猛威を振るう」の類語での言いかえ
「猛威を振るう」という言い回しの類語での言い換えを紹介していきます。
「猛威を振るう」の類似表現
「猛威を振るう」の類似表現には、以下のような言い回しがあります。
・『勢力が増す』
「自然災害や疫病などの勢力が拡大していて、その影響(被害)も大きくなっていること」を意味している類似表現です。
・『影響下に置く』
「もの凄いスピードで勢いを強めて広範囲に影響をもたらすこと=猛威を振るう」は、「影響下に置く」というフレーズに言い換えることができるのです。
「猛威を振るう」の英語表現
・『be on the rampage』
「ある物事や現象の勢いが強まっていること+好ましくない出来事が流行して広まっていること」を意味している英語のフレーズです。
・『make one’s power felt』
「ある物事の影響力(パワー)が強まること」を指し示している英語の慣用的な表現になります。
まとめ
「猛威を振るう」というビジネス用語を徹底的に解説しましたがいかがでしたか?「猛威を振るう」の意味・使い方・類語・英語について知りたいときは、この記事を参照してみてください。