「お渡しさせていただきます」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お渡しさせていただきます」とは?
これは、相手に何かを渡すことをへりくだって表現した言葉です。
「お渡し」は「渡す」という言葉が名詞化されたものです。
ここでは接頭語を加えて、丁寧な表現にしています。
また、「お渡しさせていただく」は「渡させてもらう」を謙譲表現にしたものです。
このような「させえてもらう」という表現は、相手の関与を示すものです。
このように表現すると、相手の恩恵の下での行為であることを表現できます。
なお、語尾には「ます」を使って、丁寧な表現にしています。
「お渡しさせていただきます」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使う場合、どんな表現方法になるでしょう。
たとえば、ある資料の準備を依頼されたとします。
その資料は、ある会議で使用する予定になっていたのでした。
このようなケースでは、「ご依頼の資料は会議に間に合うように、お渡しさせていただきます」と言うとよいでしょう。
これによって、相手に渡すということを、へりくだった表現で伝達できるのです。
この言葉を使用するときには、「お渡しさせていただきます」の使い方に注意しましょう。
これは少し冗長な表現と言えます。
これを「お渡しいたします」に言い換えても、同じような意味になるのです。
実際の状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「お渡しさせていただきます」を使った例文
この言葉の使用例を挙げます。
例文からも分かる通りに、前段に説明などを付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『明日中には、お渡しさせていただきます』
・『会議に間に合うように、お渡しさせていただきます』
・『今月中には、資料をお渡しさせていただきます』
「お渡しさせていただきます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「お渡しさせていただきます」の類似表現
この言葉の類似表現には、「お渡しさせてもらいます」があります。
「させていただく」と「させてもらう」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
なお、この場合には謙譲語の意味が無くなります。
使用する際には、注意するとよいでしょう。
「お渡しさせていただきます」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お渡しいたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「お渡しさせていただきます」は、相手に何かを渡すことをへりくだって表現した言葉です。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえておくとよいでしょう。