「無断転載はご遠慮ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「無断転載はご遠慮ください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「無断転載はご遠慮ください」について解説をします。

「無断転載はご遠慮ください」とは?意味

断りもなく転載することはやらないでください、という意味です。

「無断」には、承諾や許可をもらわないこと、相手にあらかじめ知らせないこと、という意味があります。

当然伝えなければならない人に断らないことをいいます。

「転載」は、すでに出ている印刷物の文章を写し取って、そのままの形で他の刊行物に載せることです。

すでに書かれているものを、そっくりそのままの形で他の書籍や雑誌などに記載することをいいます。

「ご遠慮」「遠慮」「ご」をつけて、敬意を表す表現にしたものです。

「遠慮」には、ある行動や発言をやめるという意味があります。

「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対する尊敬の意を表します。

「ください」「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。

「無断転載はご遠慮ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、刊行物で使われることが多くあります。

書籍や雑誌の最後の方のページに書かれています。

書籍などの内容には著作権があり、無断で使用することは許されていません。

引用は別として、そこに書いてあることをそっくりそのまま断りもなく、他の刊行物に載せてはいけないのです。

あたかも自分で書いたように使用するのは、もってのほかです。

そういった行為をしないように注意をする言葉になります。

「ください」は場合によっては上から目線のように聞こえ、失礼になることがあるのですが、この場合は「ください」で表現をします。

そうしてもらう必要があるので「ください」と表現をするのです。

「ご遠慮いただけますか」と表現をすることもできますが、これでは「そうしてはいけない」と伝える力が弱いです。


「無断転載はご遠慮ください」を使った例文

・『この書籍の無断転載はご遠慮ください』

「無断転載はご遠慮ください」の返答や返信例

大勢に向かって伝えられていることが多く、返答はしません。

そこに書いてあることを、無断で他のものに書くことはやめましょう。

その文章を使用する必要があるときには、それを書いた人に断りをいれます。

相手の許可をもらうことができれば、転載することができます。

必ず許可をもらうようにしましょう。

許可を得ていないのに転載してしまうと、著作権を侵すことになります。

まとめ

この言葉は、そこに書かれていることを断りもなく転載してはいけないと伝えるものです。

断りもなく転載してしまうと、著作権を侵すことになります。

こういったことを伝えないとわからない人もいるので、きちんと伝えておく必要があります。