「十分留意して参ります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「十分留意して参ります」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「十分留意して参ります」について解説をします。

「十分留意して参ります」とは?意味

十分に気をつけます、という意味です。

注意しようという話し手側の気持ちを表しています。

「十分」は、不足しているところがないさま、完全であるさまという意味です。

「留意」は、ある物事を心にとどめて注意をすることをいいます。

「注意」は気をつけるという意味ですが、「留意」の場合は心にとどめるという意味も含んでいます。

「留意」は名詞です。

「して」「し」が、動詞の「する」のことになります。

「する」は動作や行為を行うという意味です。

「参ります」「参り」「まいる」のことで、「行く」の謙譲語・丁寧語です。

「行く」には物事をするという意味があります。

「ます」は敬意を表す語です。

「十分留意して参ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手側が何かに気をつけることを伝える際に使用をします。

たとえば、業界に間違った情報が流れているという噂があったとします。

この情報を正しいと思い込んでしまうと、思わぬ事態になってしまう可能性があります。

そのため、間違った情報にひっかからないように、十分に気をつけなければなりません。

しかし、あれこれと仕事を行っていると、気をつけるべきことが頭から離れてしまいがちです。

そのようなことがないように心にとどめておかなければなりません。

「忘れずに気をつける」その気持ちをこの言葉で表現します。

「留意」という言葉を使うことで、ただ気をつけるというだけでなく、心にとどめるという意味も持たせることができます。

このような発言をしたら、十分に気をつけるようにしましょう。

気を抜いてしまうと口だけだと思われてしまいかねません。


「十分留意して参ります」を使った例文

・『○○には十分留意して参ります』

「十分留意して参ります」の返答や返信例

何に気をつけるのかによって、返答の内容が変わります。

ミスをしないように気をつけるという場合であれば、どうすればミスをせずに済むのか相手に考えさせたり、一緒に考えていくことになるでしょう。

ただ叱るのではなく、どうすれば同じことを防げるのか考えることが大切です。

間違った情報に惑わされないように気をつけるという場合であれば、十分に気をつけるように再度伝えておいてもよいかもしれません。

何度も伝えておくと、その事柄を忘れにくくなります。

まとめ

この言葉は、ある事柄を心にとどめて注意をすることを意味しています。

やるべきことが多いと気をつけるべきことを忘れてしまいがちですが、ある事柄を忘れないようにして、十分に気をつけましょう。