「報告は一件もございません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「報告は一件もございません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「報告は一件もございません」について解説をします。

「報告は一件もございません」とは?意味

知らせはひとつもありません、という意味です。

「報告」には、知らせること、またその内容という意味があります。

とくに任務を与えられたものが、その途中の状態や結果などを知らせることをいいます。

「一件」はひとつという意味です。

「件」は、事柄を数える語として使われます。

「ございません」「ございます」「ません」をつなげています。

「ございます」「ある」の意の丁寧語です。

「あります」よりも丁寧な表現です。

「ません」は丁寧な打消しの表現になります。

「報告は一件もございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、報告がひとつもないと知らせるときに用います。

食品を販売している企業のことで説明をします。

この企業が製造している食品に、異物が混入してしまったことが判明しました。

お客さまが食べてしまっては危険なので、すぐに自主回収をしました。

異物が混入していることが判明して、すぐにホームページなどを使って知らせ、自主回収をしたので、異物を食べてしまった人はいないと思われます。

今のところ、健康被害がでたという知らせは受けていません。

この「知らせを受けていない」ということを、この言葉で表現します。

「ございません」は改まった場で使われることが多い言葉で、ビジネスの場では、目上の人に報告をする際に用います。

「ありません」と表現することもできます。

「ありません」の方が堅苦しい印象が和らぎます。

「一件も」という語を使うことで、報告はまったくないと強調することができます。

「一件も」を入れずに表現をしても意味は同じです。


「報告は一件もございません」を使った例文

・『○○からの報告は一件もございません』

「報告は一件もございません」の返答や返信例

この言葉自体には「わかった」という意を伝えます。

問題が発生したという報告がない場合は、ひとまず安心できます。

報告があれば、報告内容について話し合いをすることになるでしょうが、報告がないので何も行動ができません。

調査結果などの報告を待っている場合は、知らせが届くまで待っていましょう。

場合によっては、こちらか連絡をして、知らせるべきことがないかを尋ねます。

その際に相手を急かさないように配慮をします。

まとめ

この言葉は、知らせを受けていないことを伝えるものです。

好ましい報告にも、好ましくない報告にも使うことができます。

何らかの事柄を知らせる場面は、ビジネスの場で何度もあると思います。

そのため、この言葉を使う機会は多いことでしょう。