「予断を挟まずに」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「予断を挟まずに」とは?
「予断を挟まずに」は、予測を交えないで何かをする場合に使用できる言葉です。
「予断」とは、「予め断ずる」という言葉が熟語になったものです。
つまり、「予測」や「推察」によって判断するようなことを「予断」と表現できます。
ここでは「予断を挟まず」としています。
これは「挟む」という動詞を否定形にしたものです。
このように表現することで、「予断」を間に入れない事を言い表しています。
つまり、予測や推察を交えないことを、「予断を挟まず」と表現できるのです。
なお、否定形の表現であれば「予断を挟まない」のように言い換える事も可能です。
「予断を挟まずに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「予断を挟まずに」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある検討を進めていたとします。
そこでは、事実だけに基づいて、検討してきたのです。
このような場合には、「予断を挟まずに検討を進めて参りました」と言うとよいでしょう。
これによって、予測や推察を交えないような様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「挟まずに」の使い方に注意しましょう。
これは「挟みませんで」などに言い換える事も可能です。
このようにすれば、丁寧語を使用した表現にできるのです。
使用する相手や状況に合わせて、柔軟に変化させるとよいでしょう。
「予断を挟まずに」を使った例文
「予断を挟まずに」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を付け加えて文章を完結させると、自然な印象の表現になるのです。
・『これまでの間、予断を挟まずに検討してまいりました』
・『今後も変わらず、予断を挟まずに進めていく所存です』
・『今夏の件に関しましては、予断を挟まずに調査したいと思います』
「予断を挟まずに」の類語と敬語での言いかえ
「予断を挟まずに」の類語と敬語を解説していきます。
「予断を挟まずに」の類似表現
「予断を挟まずに」の類似表現には、「推測を挟まずに」があります。
「予断」と「推測」は、同じようなニュアンスを含む類似表現と言えるのです。
「予断を挟まずに」の敬語表現
「予断を挟まずに」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「予断を挟みませんで」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「予断を挟まずに」は、予測を交えないで何かをする場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。