「大変なご苦労をされていることと存じます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「大変なご苦労をされていることと存じます」とは?
はじめに「大変なご苦労をされていることと存じます」の意味を解説していきます。
この表現は平易な言葉の組み合わせであるため、あえて説明が必要なのは「存じます」のみでしょう。
「存じます」は「思う」の敬語表現として、広く使われている言葉です。
そのため、文章全体を平易な文章に言い換えると「とても苦労していると思う」という意味になるのです。
「大変なご苦労をされていることと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「大変なご苦労をされていることと存じます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが担当するプロジェクトの現場を訪問することになりました。
プロジェクトは大変な状況で、連日深夜まで対応していると、事前に情報を得ていました。
そのような場合に、あなたはプロジェクトのメンバーに対して「大変なご苦労をされていることと存じます」と伝えて、労をねぎらうことができるでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、相手との距離感です。
適度に距離が遠い場合には効果的な表現ですが、その苦労の当事者側に自分が属する場合、もしくは限りなく近い場合には逆効果になります。
他人事と思っているとの反感を買いかねない表現になってしまうのです。
「大変なご苦労をされていることと存じます」を使った例文
ここでは「大変なご苦労をされていることと存じます」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、存じますを他の表現に変えることで印象を変化させることができます。
・『大変なご苦労をされていることと存じます』
・『大変なご苦労をされていることと思います』
・『大変なご苦労をされていることと推察します』
「大変なご苦労をされていることと存じます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「大変なご苦労をされていることと存じます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「大変なご苦労をされていることと存じます」の類似表現
まず 「大変なご苦労をされていることと存じます」の類似表現について解説します。
「大変なご苦労」は「多大なる努力」などと言い換えることができるでしょう。
ただし、相手が受け取るニュアンスが異なってくるので、言い換える場合は注して使いましょう。
「大変なご苦労をされていることと存じます」の敬語表現
つぎに「大変なご苦労をされていることと存じます」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「思います」という表現にしたほうが、より親しみやすい表現となるでしょう。
まとめ
このように「大変なご苦労をされていることと存じます」という表現は、誰かに対して苦労をねぎらう意味合いを込めてつかわれることが多いです。
挨拶などで使う場面のあるので、お覚えておくと便利フレーズであるとも言えるでしょう。
