この記事では「ひとまず安心いたしました」について解説をします。
「ひとまず安心いたしました」とは?意味
一応は安心できましたという意味です。
とりあえずは安心できたけれど、まだ不安材料があるといったニュアンスです。
「ひとまず」には、今後のこととは切り離して一応の区切りをつけるさま、とりあえずという意味があります。
物事が進む中での一応の区切りをいいます。
「安心」は、不安や恐れがないさま、気に病むことがなくて心が落ち着ているさまという意味です。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
「する」には、ある状態になるという意味があります。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。
つまり、すでに安心しているということです。
「ひとまず安心いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、一応は安心できているさまを表して使用をします。
十分ではないけれどだいたいのところはといったニュアンスであり、まだ完全に安心できる状態ではありません。
たとえば、大雨が降ったことで倉庫の床が水浸しになってしまったとします。
倉庫の中にはいろいろな品物が保管されているので、それらの品物に影響が出ていないか心配です。
そこで、倉庫に入って中を確認してみました。
すると、床が水で濡れているだけで、品物には全く影響がないことがわかりました。
品物への影響を心配していたのですが、その心配はもうありません。
このことは「安心いたしました」と表現します。
しかし、床が濡れているということは気になる点です。
まだ心配であることが残っているので、「安心いたしました」に「ひとまず」という言葉を付け加えています。
完全に安心できているなら「安心いたしました」という表現をします。
まだ不安材料があるなら「ひとまず」という言葉をつけます。
「ひとまず安心いたしました」を使った例文
・『○○を聞いてひとまず安心いたしました』
「ひとまず安心いたしました」の返答や返信例
こちらも安心できたようならば、安心したという気持ちを伝えるとよいでしょう。
しかし、まだ不安なことは残っているので、それについて対応をしていく必要があります。
そのため、この後には不安なことに対してどのように対応をしていくのか、話し合っていくことになるでしょう。
具体的な対策を立てておくことは、不安を解消することにつながります。
まとめ
この言葉は、一応は安心できたことを伝えるものです。
一応なので、まだ完全に安心できているわけではありません。
完全に安心できていないときに「ひとまず」という言葉を使う点に注意をしてください。