「それに伴いまして」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「それに伴いまして」とは?
「それに伴いまして」は、それに従って何かが生じる場合に使用できる言葉です。
「それ」は指示代名詞です。
そして相手側に近い事物を指し示す場合に使用する言葉と言えます。
他には「これ」や「あれ」があります。
「これ」は自分側に近い事物、「あれ」は双方から遠い事物を指し示す事ができるのです。
また「伴いまして」は「伴って」が丁寧語になったものです。
ここでは丁寧語の「ます」が使用されています。
また、「伴って」は「伴う」という動詞の連用形です。
そして「伴う」は「従う」や「それによる」などの意味を持つ言葉です。
つまり、「それに伴いまして」という言葉が、「それに従って」と同じような意味を持つと分かるのです。
「それに伴いまして」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「それに伴いまして」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある商品の売上が落ちていたとします。
そのため、販売を促進するための活動を実行したのでした。
このような場合には、「それに伴いまして、少しずつ売上が回復してきています」と述べるとよいでしょう。
これにより、販売促進により売り上げ回復してきた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「伴いまして」の使い方に注意しましょう。
これは「従いまして」や「よりまして」などの類似表現で代替可能です。
どれも同じような意味ですが、それぞれ違う印象を持っているのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「それに伴いまして」を使った例文
「それに伴いまして」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるとよいでしょう。
・『それに伴いまして、徐々に回復してきております』
・『それに伴いまして、改善の見通しが立ってきました』
・『それに伴いまして、爆発的に売上が伸びています』
「それに伴いまして」の類語と敬語での言いかえ
「それに伴いまして」の類語と敬語を解説していきます。
「それに伴いまして」の類似表現
「それに伴いまして」の類似表現には、「それに従いまして」があります。
「伴う」と「従う」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「それに伴いまして」の敬語表現
「それに伴いまして」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「それに伴ってまいりまして」に言いかえできます。
まとめ
このように「それに伴いまして」は、それに従って何かが生じる場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。