この記事では「ご依頼いただいた件」について解説をします。
「ご依頼いただいた件」とは?意味
頼まれたことについて、といった意味です。
「ご依頼」は「依頼」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「依頼」には、やるべき仕事を頼むことという意味があります。
コーヒーを淹れてくださいといった頼み事のことではなく、業務や事務などに関することを他人にお願いすることをいいます。
この場合、依頼をしているのは他人です。
他人の行為を表す語に「ご」をつけることで、その人に対する尊敬の意を表す言い方になります。
依頼をした人に対して敬意を表しているのです。
「いただい」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「もらう」には、贈られたり頼んだりして、それを受け取って自分のものとする、手に入れるという意味があります。
「件」は事柄という意味です。
たとえば「ペットの件」という場合は、ペットに関することという意味になります。
「ご依頼いただいた件」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人から依頼をもらっていて、それに対して返事をするときに使用をします。
「ご」をつけた言葉や「いただく」の表現で敬意を表しているので、失礼にはないです。
すでに依頼を引き受けているのか、まだ引き受けていないのかは、この言葉だけではわかりません。
これから引き受けるという場合であれば、この後には「お引き受けいたします」などの言葉が続きます。
すでに引き受けている場合は、「~で質問したいことがございます」など、依頼について尋ねる言葉が続くことが多いです。
「ご依頼いただいた件」でも聞き手は何の依頼なのかわかるとは思いますが、いくつも依頼を受けている場合は、具体的に「これ」と示した方が考えの食い違いを防ぐことができます。
「ご依頼いただいた件」を使った例文
・『ご依頼いただいた件についてですが、詳しく教えてくださいますか』
「ご依頼いただいた件」の返答や返信例
この後にどのような言葉が続くのかによって、返答の内容が変わります。
依頼を引き受けますという意の言葉が続く場合は、引き受けてくれたことにお礼を述べます。
依頼をした事柄への質問の場合は、相手の質問に答えます。
さらに詳しく話を聞きたいという場合であれば、依頼の内容について詳しい事柄を伝えます。
「件」の後にはさまざまな言葉が続くので、返答の内容もさまざまです。
まとめ
この言葉は、他人から依頼を受けているときに使用をします。
まだ依頼を引き受けていないときでも、すでに依頼を引き受けているときでも使えるものです。
「件」の後には、さまざまな言葉が続きます。