「結論から申し上げますと」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「結論から申し上げますと」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「結論から申し上げますと」について解説をします。

「結論から申し上げますと」とは?意味

最終的に出した判断を先にいうと、という意味です。

「結論」には、考えたり意見を出しあったりして、最終的な判断をまとめること、またその内容という意味があります。

「結」は、しめくくる、ばらばらなものを一つにまとめる、組み立てるという意味を持つ漢字、「論」は筋道を立てて述べる、筋を通した意見という意味を漢字です。

このことから「結論」には、意見をまとめたものという意味合いがあることがわかります。

「申し上げ」「申し上げる」のことで「言う」の謙譲語です。

「ます」は敬意を表す語です。

「結論から申し上げますと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、最初に結論をいってしまうときに使用をします。

これから結論をいいますと前置きをするものです。

相手にわかりやすく伝えるコツは、結論を先にいうことです。

長々と結論に至るまでの事柄を述べていると、相手は聞き飽きてしまいます。

また、何をいいたいのかわからずに聞いていると、話の内容を理解しにくくなります。

最初に結論をいってしまえば、これからこういったことが話されるだろうと聞き手は予想でき、話の内容を理解しやすくなります。

また、安心して聞いていられるようにもなります。

この後には結論を伝えます。

結論だけを伝えても、なぜそうなのかがわからないと、聞き手は納得をしてくれません。

そのため、この後にはその結論に至るまでのプロセスや、そうなった理由などを説明することが望ましいです。

たとえば、ある事柄を採用するとなったときなら、それを採用する理由を説明します。


「結論から申し上げますと」を使った例文

・『結論から申し上げますと、それを行うことは可能です』

「結論から申し上げますと」の返答や返信例

この後に最終的な判断が述べられるので、それを聞きます。

その事柄に賛成なら、賛成の意を示します。

反対の場合は、反対をする理由と反対の意を示します。

ただ反対するだけでなく、なぜそうなのか理由も伝えます。

理由を伝えることで説得力が増します。

こういった結論になりましたと報告の形で伝えられているときには、賛成や反対の意は示しません。

どうしてそのような結論になったのかが説明されるはずなので、その内容を聞きましょう。

疑問点があれば質問をします。

まとめ

この言葉は、最終的に出した判断を先に伝える際に使用をします。

先に伝えることで、相手が話を聞きやすくなることがあります。

前置きをせずに結論をいうと驚かれることもあるので、こういった言葉で前置きをしてから伝えるとよいでしょう。