「従事してまいりました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「従事してまいりました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「従事してまいりました」について解説をします。

「従事してまいりました」とは?意味

その仕事だけをしてきました、という意味です。

「従事」には、他はさしおいてその仕事だけに集中をする、その仕事だけに関係するという意味があります。

その仕事に関して、それを自分のやるべきこととして務めることをいいます。

「して」「し」「する」のことで、動作を行う、役目を務めるいう意味です。

「まいり」「まいる」を指し、「行く」の謙譲語、丁寧語になります。

物事をするという意味や、動作が継続している意を表すものです。

「た」は過去や完了を表す語です。

つまり、すでに何かに携わってきたということになります。

「従事してまいりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、これまで自分がどのような仕事をしてきたのかを説明する際に使用をします。

たとえば、Aさんはずっと研究の仕事をしてきたとします。

Aさんが働いている企業では、事務の仕事もあれば、広告の仕事もあります。

しかし、Aさんはこれらの仕事にかかわることはなく、研究だけを行ってきました。

一つの仕事に集中してかかわってきたのです。

そのさまをこのような言葉で表現します。

この言葉の前に、何に従事してきたのかを表す言葉がきます。

先の例の場合だと「研究に従事してきました」のような言い方をします。

「た」は過去や完了を意味する語なので、「~ました」という表現をすると、今は従事をしていないと受け取られる可能性があります。

今もある事柄に携わっているのなら、「従事しております」のような言い方をします。

「ております」「ています」の丁寧な言い方で、動作や作用が続いて現在に至る意を表すものです。


「従事してまいりました」を使った例文

・『整備の仕事に従事してまいりました』

「従事してまいりました」の返答や返信例

自己紹介の際にこの言葉が述べられることがあります。

まだ自己紹介が続く場合は、相手の話を聞いていましょう。

その後に、従事してきた仕事について問いかけるなどをします。

どのような仕事なのか、具体的にどのようなことを行ってきたのかを尋ねることで、相手のことをよく知ることができます。

専門外で自分にはよくわからないことでも、相手の話は最後まで聞くようにします。

話を聞く態度も大切で、興味のあるように聞くと相手によろこんでもらえます。

まとめ

この言葉は、自分はどのような仕事に携わってきたのかを表すものです。

そのことだけに集中して取り組んできた事柄を表します。

自己紹介のときに使われることが多く、自分の仕事について説明をすることができます。