この記事では「他にご用はございませんか」について解説をします。
「他にご用はございませんか」とは?意味
他に用事はありませんか、という意味です。
「他」は示したもの以外の事柄を意味します。
何か用を伝えていて、それ以外の用のことを指しています。
「ご用」は、相手を敬って用事や用件をいう語です。
しなくてはいけない事柄や、伝えなければならない事柄のことを意味しています。
「ございません」は、「ございます」を「ません」で打ち消しています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語で、「あります」よりも丁寧な表現です。
「ません」は丁寧な打消しの表現です。
「か」は疑問・問いかけを表します。
「他にご用はございませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手が何かの用事や用件を伝えてきたときに使用をします。
伝えてきた事柄とは別に、何か用事や用件がないかを尋ねるものです。
旅館でのことで説明をします。
旅館の従業員がお客さまを部屋に案内しました。
「何か用はありますか」とお客さまに尋ねたところ、お茶が欲しいとのことでした。
お茶が欲しいということ以外にも用事があるかもしれません。
そういったときに、他に何かないかを尋ねる言葉として「他にご用はございませんか」といいます。
相手が用事や用件を伝えていないときには「他に」という表現はしません。
「他」は、それ以外の物事という意味です。
つまり、先ほど用事や用件を伝えたこと以外ということになるのです。
相手が何も用事や用件を伝えてきていないときには、「ご用はございませんか」という表現をします。
「ませんか」という表現を使わずに、「ございますか」とすることもできます。
この形でも「用事や用件はありますか」という意味になります。
「他にご用はございませんか」を使った例文
・『他にご用はございませんか。何でもおっしゃってください』
「他にご用はございませんか」の返答や返信例
他に伝えたい事柄があれば伝えます。
言い忘れていたことがないか考えてみましょう。
何も言うべき事柄がなければ「ありません」の意を伝えます。
無理に何かを伝えようとする必要はありません。
無理をして用事や用件を伝える必要はなく、なければ「ない」ということを伝えればよいです。
この前に何か用を伝えているはずなので、その事柄を行ってくれたときにはお礼を伝えましょう。
まとめ
この言葉は、先ほど伝えた用以外に用事や用件がないかを尋ねるものです。
もしかしたら、相手は言い忘れているかもしれません。
または、伝えたいことがあっても言いにくくて伝えられないのかもしれません。
こういった言葉を使うことで、相手の用事や用件を聞き出すことができます。