この記事では「ただいま呼んでまいります」について解説をします。
「ただいま呼んでまいります」とは?意味
今こっちに来させますという意味です。
「ただいま」は、ごく近い未来、ごく近い過去、今このときを意味する言葉です。
この場合は「すぐに」という意味で用いています。
「呼ん」は「呼ぶ」のことで、声をかけてこちらに来させるという意味です。
自分から会いに行くということではなく、向こうから来てもらうことをいいます。
その際に声をかけます。
「まいり」は「まいる」のことで、「行く」の謙譲語、丁寧語です。
「行く」には、物事をするという意味があります。
「ます」は敬意を表す語です。
「ただいま呼んでまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、訪問客に対応をするときに使用をすることが多いです。
Aさんに用事があって、ある人が訪れました。
今、この場にAさんはいません。
Aさんは別の部屋に行って仕事をしているところです。
そこで、訪問客には座って待っていてもらうことにして、別の部屋にいるAさんを連れてくることにしました。
このときに用いる言葉です。
訪問客をAさんのところに向かわせるのではなく、Aさんに訪問客のところに来てもらいます。
そのことを「呼んでまいります」と表現しています。
「まいります」は、この場合聞き手である訪問客を敬った表現です。
そのため、失礼にはなりません。
ただし、待っていてもらうときの対応が失礼になることがあります。
立ったまま待っていてもらったり、座ってもらってもほったらかしにしていたりすると失礼です。
言葉遣いだけでなく、対応の仕方にも気をつける必要があります。
「ただいま呼んでまいります」を使った例文
・『ただいま呼んでまいります。
こちらのお掛けして、しばらくお待ちください』
「ただいま呼んでまいります」の返答や返信例
用事のある人を呼んできてくれるので、待っていましょう。
こちらから用事のある人の場所に行く必要はありません。
椅子に座ってくださいと勧められたときには、座って待っていて構いません。
勧められてもいないのに勝手に座るのは控えた方がよいでしょう。
特に自分の方が立場が下の場合は、勝手な行為をすると失礼になります。
わざわざある人を呼んできてくれるので、そのことに対してお礼を伝えることが望ましいです。
人がやって来たときには、まずあいさつをして、その後に用件を伝えるなどします。
まとめ
この言葉は、ある人を呼んで来させるときに使用をします。
訪問客に対応をするときに使うことが多いです。
訪問客に対しては、言葉遣いも対応も丁寧にするように心がけましょう。