この記事では「お勤め先はどちらでございますか」について解説をします。
「お勤め先はどちらでございますか」とは?意味
何の仕事をしているのですが、どこで働いているのですか、という意味です。
「お勤め」は、相手を敬って、その人の務めをいう語です。
「務め」には、果たすべき事柄、任務、会社などに雇われて働くことという意味があります。
この場合は、その人の仕事のことを指しています。
「先」は行き着くところ、目的のところという意味です。
「どちら」は、不定または不特定の物・方向・人を指す言葉です。
この場合は、その人の仕事が何なのか聞き手ははっきり理解しておらず、そのはっきりしていない仕事のことを「どちら」と表現しています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧な表現です。
「あります」よりも丁寧です。
「か」は疑問・問いかけの意を表します。
「お勤め先はどちらでございますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話の中に登場した人や聞き手の仕事を尋ねるときに使用をします。
たとえば、Aさんが結婚をしている女性と会話をしているとします。
この女性と話しているときに、女性の夫のことに話しが及びました。
Aさんは女性の夫の仕事は何なのかを知りません。
どんな仕事をしているのだろうと思い、尋ねてみました。
そのときに、このような言葉を使用します。
「ございます」は「あります」よりも丁寧な表現で、「あります」に比べてややかたい印象です。
目上の人に対しては「ございます」の表現を使用しますが、そうでない場合は「あります」の表現を使用することもあります。
しかし、この場合は「お勤め先はどちらでありますか」とはしません。
この場合、「お勤め先はどちらですか」と表現をします。
「お勤め先はどちらでございますか」を使った例文
・『お勤め先はどちらでございますか。差し支えなければ、教えていただけますか』
「お勤め先はどちらでございますか」の返答や返信例
自分の仕事を尋ねられている場合もあれば、そこにいない誰かの仕事を尋ねられている場合もあります。
何の仕事をしているのか尋ねられているので、差し支えなければ答えます。
仕事によっては、人に知られたくないということもあるでしょう。
その場合は、支障があるので教えられないことを伝えたり、言い方を変えたりします。
たとえば警察官の場合だと、警察官という伝え方をすることもできれば、公務員という伝え方をすることもできます。
まとめ
この言葉は、他人の仕事を尋ねる際に使用をします。
「ございますか」という表現を使用すると堅苦しい印象を与えることもあるので、誰に伝えるのかによって表現を変えてみてください。