「多岐にわたる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「多岐にわたる」とは?
「多岐にわたる」は、広い範囲に及んでいることを言い表した言葉です。
「多岐」は「たき」と読みます。
これは、「物事が多くの方面に分かれていること」を意味します。
「多岐」の「岐」は、「分岐」などでも使用される漢字です。
この「岐」という漢字には、「わかれる」という意味があるのです。
これを使用して「多岐」とした場合は、「わかれる箇所が多いこと」を意味します。
これを意訳して言い換えれば「多方面にわかれる」のような意味になるのです。
多くの方向に広がり、選択肢が多いような様子のことを、「多岐にわたる」と表現できるのです。
「多岐にわたる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「多岐にわたる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、新しい商品ラインナップを計画していたとします。
その中で、今までにはないバリエーションを用意しようとしていたのでした。
このような場合には、「この度の商品ラインナップは、多岐にわたることでしょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、多方面に及ぶような様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「多岐にわたる」の使い方に注意しましょう。
この言葉は語尾が平易な表現になっています。
ここに丁寧語の意味を加えれば、「多岐にわたります」のようにできるのです。
使用する相手に合わせて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「多岐にわたる」を使った例文
「多岐にわたる」を使った例文を挙げます。
例文のように、何が多岐にわたるのかを先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『改善するべきポイントは、多岐にわたることでしょう』
・『来期の商品ラインナップは、多岐にわたるようです』
・『今後の選択肢は、多岐にわたると思われます』
「多岐にわたる」の類語と敬語での言いかえ
「多岐にわたる」の類語と敬語を解説していきます。
「多岐にわたる」の類似表現
「多岐にわたる」の類似表現には、「多方面にわたる」があります。
「多岐」と「多方面」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「多岐にわたる」の敬語表現
「多岐にわたる」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「多岐にわたります」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を使用した、敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「多岐にわたる」は、広い範囲に及んでいることを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。