この記事では「嬉しい反面」について解説をします。
「嬉しい反面」とは?意味
うれしい気持ちがある一方、といった意味です。
「嬉しい」には、物事が自分の思う通りになって満足である、自分にとって望ましいことが起きて満足であるという意味があります。
「懸賞に当たって嬉しい」のような使い方をします。
また、他人から受けた行為に感謝しているさまも表します。
この意味では「優しさが嬉しい」のような使い方をします。
「反面」は、別の側面、他の面からみると、反対の面という意味です。
「嬉しい反面」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、嬉しい気持ちがあるけれど、他の気持ちも持っているときに用います。
この後には、他の気持ちを表す言葉を続けます。
たとえば、昇進をすることになったとします。
この人は、以前から昇進をしたいと思っていました。
それがやっと叶い、嬉しい気持ちを持っています。
しかし、同時に不安もあります。
昇進をするということは、これまでよりも責任が大きくなるということです。
責任を果たせるか不安があります。
部下をまとめなければならず、その力が自分にあるのか不安も持っています。
また、仕事量が多くなり、残業が増えるかもしれません。
家族との時間を大切にしたいので、残業が増えないかも気になります。
嬉しい気持ちと不安な気持ちを同時に持っているのです。
この気持ちを「嬉しい反面、不安もある」と表現します。
「反面」は反対の場合をいうので、「嬉しい反面、楽しい」のような似たような感情を表す言葉を後に続けることはありません。
怖い、心配、悔しいなどの言葉が続きます。
「嬉しい反面」を使った例文
・『嬉しい反面、自分にできるか不安もあります』
・『嬉しい反面、あそこでミスをしてしまったのは悔しいです』
「嬉しい反面」の返答や返信例
どのようなことを嬉しく思っているのか、どのような言葉が後に続くのかによって、返す言葉が変わります。
不安に思っているようならば、その気持ちに寄り添ったり、安心させるような言葉をかけたりするとよいでしょう。
不安を大きくさせないように気をつけてください。
悔しいと後に続く場合も、相手の気持ちに寄り添ってあげるとよいでしょう。
アドバイスはせず、ただ気持ちを聞いてあげた方がよい場合もあります。
話すだけで気持ちが落ち着くことがあります。
ただ話を聞いて欲しいだけのこともあるのです。
まとめ
この言葉は、嬉しい気持ちと同時に他の気持ちを持っているときに用います。
後には、嬉しいとは反対のような意味の言葉を続けます。
「反面」は日常ではあまり使いませんが、このような反対の面がある場合に用います。