この記事では「ご難儀をおかけしますが」について解説をします。
「ご難儀をおかけしますが」とは?意味
面倒なことをかけますが、といった意味があります。
相手を気遣う言葉です。
「ご難儀」は「難儀」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「難儀」には、苦しむこと、苦労をすること、面倒なことという意味があります。
この場合は、相手に面倒なことをかける意味で使用をしています。
「ご」は他人に対する行為を表す語について、その行為が及ぶ人に敬意を表すものです。
「おかけ」は「かける」に「お」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「かける」は、不都合なことや好ましくないことを与えるという意味です。
「お」は動詞の連用形について、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手に尊敬の意を表します。
「おかけし」の「し」が「する」のことです。
「ます」は敬意を表す語です。
「が」は後に続く言葉をつなげます。
「ご難儀をおかけしますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人に依頼をするときに用いるものです。
お願い事は言いにくいものです。
相手に迷惑をかけるのではないか、面倒をかけるのではないかと気になってしまいます。
そんなときには、相手を気遣う言葉を使用します。
お願いの言葉の前に、相手を気遣う一言を添えるのです。
この言葉は、そのような相手を気遣うためのものです。
他にも「お手数をおかけしますが」「ご面倒をおかけしますが」などもあります。
「が」の後には、お願いを表す言葉が続きます。
こういった言葉は、簡単なお願いには使用しません。
コピーをとって欲しい、お茶を淹れて欲しいといったことには使用しないのです。
「ご難儀をおかけしますが」を使った例文
・『ご難儀をおかけしますが、○○をお願いしてもよろしいでしょうか』
「ご難儀をおかけしますが」の返答や返信例
お願いをされている場合は、それを引き受けることができるのか、できないのかを答えます。
できないと断るのは言いにくいものですが、曖昧な返事では相手が困ってしまうので、はっきりと伝えます。
しかし、「ダメです」「無理です」という伝え方では、相手を不快にさせてしまいます。
そのため、できないときには、相手を気遣いながら断るようにします。
「申し訳ありませんが」など一言添えることで、気遣いを示すことができます。
まとめ
この言葉はお願いをするときに使用をするものです。
お願いの言葉の前につけることで、相手を気遣うことができます。
こういった一言を添えるだけで、印象がよくなります。
また、伝える側は伝えやすくなることでしょう。