「慶んで出席させていただきます」という表現法についての解説です。
「慶んで出席させていただきます」とは?意味
「慶んで出席させていただきます」は、おめでたい席に喜んで出席させていただくという意味で、ビジネスにおいては、祝典のように何かお祝い事の行事に参加する場合に使用する表現です。
この表現法のポイントは、厳かな祝典に参加することを喜ばしいと表現することにあり、あえて「喜んで」と言わずに、「慶んで」と難しい読み方をする言葉を記載することで厳かな式典に参加をすることについてうれしいと述べる点がポイントです。
「慶んで出席させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「慶んで出席させていただきます」は、ビジネスでは、硬い印象がある厳かな式典に参加することをうれしく思うという意味で使用します。
なので、形式ある式典ではなく、パーティーとかみんなで楽しめるようなイベントに参加をする際、この表現をしてしまいますと場違いになるので注意です。
例を挙げれば、子供も大人も参加する企業主催のプラモデルの組み立てイベントでこの言葉を使用すると固い印象を与えるので、微妙に相手側と参加したいと願う側の意思にズレが見えてしまうので注意です。
「慶んで出席させていただきます」を使った例文
・『会社の記念行事につきましては慶んで出席させていただきます』
「慶んで出席させていただきます」の返答や返信例
「慶んで出席させていただきます」については、相手側は厳かな式典に参加をしたいといっているわけですから、参加の許可を出すというのがこの言葉に対する答えです。
なぜなら厳かな式典は、通常、参加証というような証明書が必要でこれがないと式典に参加できません。
よって、参加を許しますよという参加証を与えてご来場をお待ちするという趣旨を伝えれば十分な配慮を相手に行ったとします。
まとめ
「慶んで出席させていただきます」は、ビジネスにおいては、厳かな式典のようなものに参加をすることを喜んで参加するという意味です。
なので、気楽に参加したり、家族と一緒に参加できるような社内のイベントとか、企業のイベントに参加をすることに「慶んで出席させていただきます」という言葉を使うと場違いになるのです。
つまり、参加者側に気楽に楽しんでもらおうと招待したのに、どうにも固い印象で取り組まれたのでは企業側も種子が違うと言い出せないので場違いな人を呼んでしまったという認識があいさつからもわかってしまうのです。
よって気楽に楽しむタイプの企業イベントは、「喜んで出席します」でよく、へりくだる必要性もないので「させていただきます」という言い回しも封印したほうが望ましいでしょう。