「下記のとおり開催いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「下記のとおり開催いたします」とは?
「下記のとおり開催いたします」は、書面で開催要旨を案内するような場面で使用できる言葉です。
「下記のとおり」を使うのは、横書き文書の場合であると言えます。
横書き文書では、上から下に文章が進みます。
つまり、文章の進む方向を指し示すのが「下記のとおり」という言葉なのです。
なお、「開催」は「開く」と「催す」が熟語になったものです。
これに動詞のするを加えれば「開催する」になります。
さらに謙譲語の「いたす」と丁寧語の「ます」で変形させたのが、「開催いたします」になるのです。
「下記のとおり開催いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「下記のとおり開催いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたがイベントを開催することになったとします。
そのため、関係者にメールで案内する事にしたのです。
このような場合には、「来月のイベントは、下記のとおり開催いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、下に書いたとおりに開催する事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「開催いたします」の使い方に注意しましょう。
これは「いたす」という謙譲語を使用した言葉です。
ここから謙譲語の意味を除外すれば、「開催します」と言い換えることも可能です。
使用する相手や状況によって、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「下記のとおり開催いたします」を使った例文
「下記のとおり開催いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を続けると、自然な印象の文章を作成できるのです。
・『下記のとおり開催いたしますので、よろしくお願いします』
・『下記のとおり開催いたしますので、お集まりください』
・『下記のとおり開催いたしますので、奮ってご参集管差し』
「下記のとおり開催いたします」の類語と敬語での言いかえ
「下記のとおり開催いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「下記のとおり開催いたします」の類似表現
「下記のとおり開催いたします」の類似表現には、「以下のとおり開催いたします」があります。
「下記のとおり」と「以下のとおり」は、同じような使い方ができる類似表現なのです。
「下記のとおり開催いたします」の敬語表現
「下記のとおり開催いたします」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「下記のとおり開催します」に言いかえできます。
まとめ
このように「下記のとおり開催いたします」は、書面で開催要旨を案内するような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。