この記事では「拝見させていただきありがとうございます」について解説をします。
「拝見させていただきありがとうございます」とは?意味
見させてもらったことへの感謝の言葉です。
「拝見」は、見ることを相手を敬って控えめに表現をしたものです。
話し手が見ることを低く表現しています。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手の許しを求めることによって、その行為を遠慮しながら行う意です。
「ありがとうございます」は感謝の気持ちを表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「拝見させていただきありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを見させてもらったときに使用をします。
見るのは話し手です。
「させていただく」は、話し手側の行為について使用をするものです。
この場合、見るという行為を話し手が行っています。
また、相手に許しを求めて何かをするときや、話し手にとって利益になるときに使用するものでもあります。
この場合、見るという行為が話し手の利益になっています。
このような表現をすることで、相手に敬意を表しています。
そのため、目上の人や取引先の人に対して述べても失礼にはなりません。
見せてもらったことに対して感謝を伝えるときには、そのものへの感想も伝えてみるとよいでしょう。
「ありがとうございます」という言葉だけでなく、感想も伝えると、こちらの気持ちがより伝わります。
そして、きちんと見ていたのだということも伝わります。
メールの場合は定型文を使用することが少なくありませんが、形通りの文章では気持ちが十分に伝わりません。
見たものへの感想を自分なりの言葉で伝えてみましょう。
メールでも電話でも、見せてもらった当日中にお礼を述べることが望ましいです。
日にちが経ってからよりもすぐの方が、お礼を言われた方はうれしいです。
メールの場合は、お礼であることを件名でわかるようにし、文章が冗長にならないように気をつけます。
「拝見させていただきありがとうございます」を使った例文
・『○○を拝見させていただきありがとうございます』
「拝見させていただきありがとうございます」の返答や返信例
返答しない場合もありますが、返答をするなら相手が喜んでいることに対して、「よかった」という気持ちを伝えるとよいでしょう。
メールや電話で返答をする場合は手短にします。
まとめ
この言葉は、何かを見せてもらったときに使用をするものです。
話し手側の行為をへりくだって表現をすることで、見せてくれた人に対して敬意を表しています。
お礼を伝えるときに、どのような言葉遣いをするかによって相手が受ける印象が変わります。