ビジネス用語の「ご都合がつく日程でかまいません」はどんな意味がありどのように使うビジネス表現なのでしょうか。
「ご都合がつく日程でかまいません」とは?意味
「ご都合がつく日程でかまいません」とは、「そちらの都合に合わせるので好きな日程を選んでくれて構わない」という意味で使うビジネス表現です。
「ご都合がつく日程でかまいません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスではスケジュールを調整して面会したり手続きしたりなどいろいろなやり取りが行われます。
スケジュールは双方の都合が絡むことなので一般的にはいくつか空いている日を提示してその中から日程を選び調整するものですが、案件の内容や状況によってはどちらか一方の都合だけを優先してスケジュールを決めることもあります。
どちらか一方の都合を優先してスケジュールを調整するときに使うのが「ご都合がつく日程でかまいません」というフレーズです。
この言い方にはスケジュール調整を強制しておらず相手の都合を優先する気持ちと同時に「いつでもいいのでやってほしい」と願う気持ちが込められています。
相手方に何としてでも引き受けてもらいたい場合やどうしてもやらなければいけない時など本来なら話し合って調整すべきスケジュールの問題を一方的に譲ってでも相手にやって欲しい場合に用いる表現です。
現実的にはある程度対応可能な日程が決まっているので相手の希望に応じられない可能性もありますが、スケジュールで最初に譲ったのはこちらなので出来る限り相手の希望日に合わせてスケジュールを調整しなくてはいけません。
「ご都合がつく日程でかまいません」と伝えて相手に日程を委ねておきながら希望日を何度も却下するようなことがあれば信用問題になります。
「ご都合がつく日程でかまいません」はこちら側のスケジュールや受け入れ体制にある程度の余裕があり相手が希望する日程に対応できるという自信がある場合のみ使うべき文言です。
「ご都合がつく日程でかまいません」を使った例文
・『ご都合がつく日程でかまいませんので窓口までお越しください』
・『ご都合がつく日程でかまいませんので一度お会いしていただけないでしょうか』
・『ご都合がつく日程でかまいませんが土日以外でお願いします』
「ご都合がつく日程でかまいません」の返答や返信例
・来週の火曜日はいかがでしょうか
日程の調整はこちらに選択権がありますが、相手先の都合を考慮せず一方的に決めてしまうのはビジネスマナーに反しています。
返信では都合のよい日程を伝えつつ相手の都合を確認しましょう。
まとめ
「ご都合がつく日程でかまいません」は日程の選択権を相手に委ねる場合使う表現です。
どの日程でも対応できるという自信がある場合にのみ使うフレーズなので日程に余裕がなく先方の希望に合わせられない可能性が高い場合は使わないでください。