この記事では「疑ってやまない」について解説をします。
「疑ってやまない」とは?
本当かどうか怪しいとは思わずにいられないという意味です。
「疑う」には、実際にそうなのかどうか怪しいと思うという意味があります。
たとえば、1万円ほどしそうな製品に5000円の値札がつけられていたとします。
半額になっているなんて、本当のようには思えません。
値札に書かれている金額を何度も見返したくなります。
このときのことを「目を疑う」といいます。
「やまない」は、どこまでも~する、~せずにはいられないという意味です。
「~してやまない」の形で使われます。
「疑ってやまない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、本当かどうか怪しいと思わずにはいられないときに用います。
「やまない」という言葉は、「信じてやまない」「願ってやまない」など、ポジティブな事柄に使われることが多いです。
疑うことは、どちらかといえばネガティブな事柄で、「疑ってやまない」は頻繁に使用するいい方ではありません。
たとえば、このような場面で使用されます。
おやつに食べようと思って、シュークリームを冷蔵庫に入れておきました。
食べようと思って冷蔵庫を開けたら、それがありません。
買ったと思ったけれど、実は買っていなかったということもありません。
自分は絶対に食べていないので、誰か家族が食べたのでしょう。
家族全員に聞いてみましたが、誰もが知らないといいます。
しかし、自分では弟が怪しいと思っています。
弟は食べていないといい張っていますが、言っていることは本当なのか怪しいところです。
弟が食べたと疑わずにはいられません。
このさまを「疑ってやまない」といいます。
「疑ってやまない」を使った例文
・『彼の行動を疑ってやまない』
・『その言葉を疑ってやまない』
「疑ってやまない」の類語や言いかえ
似た意味の言葉もあり、他の言い方をすることもできます。
「疑わずにはいられない」
「疑がわずにはいられない」は、怪しいと思うことをどうしてもしてしまうことをいいます。
「ずにはいられない」には、感情を抑えようと思ってもそれができないという意味があります。
どうしても~してしまうといった意味です。
「怪しむ」
変だと思う、本当か疑問に思うという意味です。
「疑ってやまない」とは異なり、~せずにはいられないという意味は含まれていません。
まとめ
この記事では「疑ってやまない」の意味や使い方について解説をしました。
本当かどうか怪しく思わずにはいられないことを意味しています。
どうしてもそうしてしまうときに使うものです。
疑ってしまうとき、その気持ちがすっきりと晴れて欲しいものです。