この記事では「ご寛容に心より感謝いたします」について解説をします。
「ご寛容に心より感謝いたします」とは?意味
心が広いさまに対してありがたいと思っています、といった意味です。
「ご寛容」は「寛容」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「寛容」には、心が広くて他人の行動や発言を受け入れること、他人の過失などを厳しく責めないことという意味があります。
「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して尊敬の意を表します。
「より」は動作や作用の起点を表す語です。
「午前10時より開始します」のような使い方をします。
この例の場合だと、物事の起点が午前10時であることを表しています。
「感謝」はありがたいと思う気持ちを表すこと、またその気持ちです。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語・丁寧語です。
「いたします」の形で使われることが多くあります。
「ます」は敬意を表す語です。
「ご寛容に心より感謝いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手の心の広さに感謝しているときや、話し手側を責めずに許してくれたときに使用をします。
「寛容」ではなく「寛大」と表現することもあります。
「寛大」は、心が広くて、むやみに他人を責めないこと、またそのさまという意味です。
「寛容」は心の広いさま、「寛大」は許すさまに重きをおいています。
「寛大」を用いた場合は、「寛大なご配慮」のような使い方をします。
この後に感謝の言葉などが続きます。
「寛容」を用いた場合は、「寛容なお心に」「寛容なご対応」のような使い方をします。
「寛容」に「ご」をつけるのではなく、その後に続く「対応」などに「ご」や「お」をつけた表現をします。
「ご寛容に心より感謝いたします」を使った例文
・『○○さまのご寛容に心より感謝いたします』
「ご寛容に心より感謝いたします」の返答や返信例
何をして感謝されているのかによって、返答の仕方が変わります。
相手の過失を許した場合は、同じことがないようにと注意をすることになるでしょう。
許しを与えることができても、同じ失敗を何度も繰り返されては困ります。
そのため、同じことが内容に対策を考えていく必要があります。
大したことがない場合は、「気にする必要はない」という意を伝えます。
大したことはなくても、やはり同じ失敗を繰り返さないように、対策を考える必要があります。
まとめ
この言葉は、相手の心が広くて感謝していることや、過失を厳しく責めなかったことに感謝しているさまを表すものです。
いくら相手の心が広くても、同じ失敗を繰り返してはいけません。
同じことを起こさないように気をつけましょう。