「拝領」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「拝領」とは? ビジネス用語【一語】

「拝領」という表現法についての解説です。

「拝領」とは?意味

「拝領」は、ビジネスであれば目上の人やビジネスパートナー側の立場が上の人物から物を貰ったということをへりくだって述べた表現法を意味します。

つまり、相手側の立場が自分よりも上なので、相手から物を貰ったという事実について表現をするうえで、相手側を立てて恐れ多くも物を頂戴したという言い回しにするのが「拝領」が持つ意味です。

「拝領」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「拝領」は、ビジネスでは、自分よりも立場が上の人物から物を頂戴したという意味で使います。

なお、「拝領」は、大切なものを貰うという意味がありますので、ビジネスにおいては、会社の運営にかかわるような大切な何かを上司からもらうというような感じで使用します。

そのため、注意すべく点は、この言葉は上下関係がある会社で有効な言葉になりますが、上下関係がない会社の場合、この言葉は有効にならず、どちらかというと他人行儀という扱いになるので注意です。

この言葉はあくまで表現にて、上司とかの存在が大きな存在ですと表現しますので、上下関係のない会社の場合、逆効果になるということです。


「拝領」を使った例文

・『取引先から記念品を拝領しました』
・『上司から心ばかりの御礼と称し、時計を拝領した』

「拝領」の返答や返信例

「拝領」は、返事及び返信については、物を与えた上司について返事及び返信をします。

そのうえで、物を与えた上司は、プレゼントという形で物を与えることもあれば、仕事上必要になるだろうというものを与えている場合もあるので、プレゼントのケースは、物を与えた上司に対して、「ありがとうございます」とか、「このような素敵なものをありがとうございます」と上司が部下などに与えたものについて称賛するのが良いでしょう。

逆に、プレゼントではなく、仕事上、渡しておいた方が良いと上司が判断した物については、普通に「ありがとうございます」とだけ言って、物を与えたことについてはそれほど称賛しなくともよいです。

まとめ

「拝領」という言葉のポイントは、表現法にあり、表現においてへりくだって相手側に物を頂戴したという事実を周囲などに印象付けることです。

なので、目上の人からプレゼントをもらったという事実においてもへりくだった表現になるので相手側に対して恐れ多くも物を頂戴したという表現になるので、相手の存在をかなり大きく表現します。

ただ、この表現法、上司側が自分と言う存在を大きくしてほしくないと感じている場合、望ましい表現ではない上、上下関係がない会社の場合、よそよそしいと判断され且つ、堅苦しすぎると言われるので、上下関係がはっきりしていない会社の場合望ましい表現ではありません。