「困惑しております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「困惑しております」とは?
「困惑しております」は、困惑していることを敬語で表現した言葉です。
「しております」は、「する」という動詞がベースになっております。
これが連用形になると「して」になるのです。
さらに謙譲語の「おる」を付与すれば「しておる」となります。
なお、「おる」は「いる」を謙譲語にしたものです。
このように表現する事で、自分の行為をへりくだり、相手に敬意を示すものになります。
さらに「ます」は丁寧語の語尾です。
このことから、「しております」は「しています」と同じ意味であり、謙譲語と丁寧語が使用されていると分かります。
なお、「困惑」は、「困り惑うこと」を意味する言葉です。
「困惑しております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「困惑しております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、新しい仕事に取り組んでいたとします。
その仕事は、思った以上に問題が多くて大変なのでした。
このような場合には、「なかなか問題が多く、大変困惑しております」と述べるとよいでしょう。
これにより、困っている様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「しております」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語の「おる」を使用した表現です。
ここから謙譲語の意味を除外すれば「しています」のようになります。
使用する相手によって、柔軟に使い分ける必要があるのです。
「困惑しております」を使った例文
「困惑しております」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を加えると、自然な文章を作り出す事ができます。
・『いつも困惑しております』
・『思いがけず大変で、とても困惑しております』
・『想像していなかったもので、だいぶ困惑しております』
「困惑しております」の類語と敬語での言いかえ
「困惑しております」の類語と敬語を解説していきます。
「困惑しております」の類似表現
「困惑しております」の類似表現には、「戸惑っております」があります。
「困惑する」と「戸惑う」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「困惑しております」の敬語表現
「困惑しております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「困惑しています」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語の意味が無くなるため、注意しましょう。
まとめ
このように「困惑しております」は、困惑していることを敬語で表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。