「危惧しております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「危惧しております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「危惧しております」について解説をします。

「危惧しております」とは?意味

悪い結果になるのではないかと心配しています、恐れていますという意味です。

「危惧」には、悪い結果になるのではないかと心配すること、という意味があります。

「危」はあやぶむ、おそれる、「惧」はおそれる、おどろくという意味を持つ漢字です。

このことからも「危惧」には、おそれるという意味が含まれることがわかります。

「ております」「~ています」の丁寧な表現です。

動作や作用が続いて今の状態であることや、動作や作用の結果が今も存在していることを表します。

「危惧しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かを恐れているときに使用をします。

幽霊がでるかもしれなくて怖いという意味の恐れるではなく、悪い結果になるかもしれないという恐れを意味しています。

製造業のことで説明をします。

この会社は、トラックを使って遠いところから原料を仕入れています。

あるとき、そのトラックが通る道路が災害によって通行できなくなりました。

これによって、原料の仕入れが滞ってしまいました。

まだ倉庫に原料があるので、しばらくは製品の製造を続けられそうですが、いつ原料がなくなってしまうかわかりません。

原料がなくなれば、製品を作れなくなってしまいます。

その状態が続けば、小売店で在庫切れになってしまうことでしょう。

会社が恐れていることは、製品を製造できなくなることです。

悪い結果になる可能性があり、それを恐れている。

そのことを「危惧しております」と表現します。

何を恐れているのかを表す言葉がこの前にきます。

話し手は恐れているけれど、聞き手は恐れていないということもあります。

なぜ恐れているのか理由を伝えた方が、説得力がでます。


「危惧しております」を使った例文

・『○○の事態になるのではないかと危惧しております』

「危惧しております」の返答や返信例

恐れている事柄に対処できるなら行動をします。

行動をすることで、その事態を防げる可能性があります。

恐れているときには、焦って行動をしてしまいがちですが、焦って行動をすると失敗をする恐れがあります。

どういった事態が予想されるのかをよく考え、落ち着いて適切な対応を考えてください。

ただ恐れているだけで、実際には恐れている状態にならないこともあります。

状況を見極めることが重要です。

まとめ

この言葉は、望んでいないような事態になるのではないかと恐れているときに使用をします。

これから先起こるであろうことをよく見極め、適切な対応をすることで、恐れている事態を回避できる可能性があります。

落ち着いて行動をしましょう。