「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」とは?
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」は、特別な重用を受けた場合に使用できる言葉です。
「このたび」は、「この度」と表記できます。
これは「今度」や「今回」と同等の意味を持つ言葉になっているのです。
また「一方ならぬ」は「ひとかたならぬ」と読みます。
これは、「並みではない」や「特別な」などの意味を持つ言葉であり、強調表現の一種です。
ここでは「お引き立て」の程度を強調するために使用されています。
さらに「賜り」は「もらい」と同じ意味を持つ謙譲語です。
そして「引き立て」とは、「周囲と比べて特別に重用すること」を言い表した言葉なのです。
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、顧客がある製品を大量発注してくれたとします。
いつも発注をくれるのですが、今回は特別に発注量が多いのでした。
このような場合には、「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り、誠にありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、特別な贔屓を受け取った事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「一方ならぬ」の使い方に注意しましょう。
これは「尋常ならざる」や「並々ならぬ」のような類語で言い換える事も可能です。
どれも同じような意味を持ちますが、それぞれの言葉が持つ印象は違うものになるのです。
使う状況に応じて、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、感謝を示す言葉を続けて述べると、自然な文章を作り出す事ができます。
・『このたびは一方ならぬお引き立てを賜り、誠にありがとうございます』
・『このたびは一方ならぬお引き立てを賜り、本当に感謝しております』
・『このたびは一方ならぬお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます』
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」の類語と敬語での言いかえ
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」の類語と敬語を解説していきます。
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」の類似表現
この言葉の類似表現には、「このたびは並々ならぬお引き立てを賜り」があります。
「一方ならぬ」と「並々ならぬ」は、どちらも婉曲表現であり、同じような効果があるのです。
「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「このたびは一方ならぬお引き立てを頂戴し」に言いかえできます。
まとめ
このように「このたびは一方ならぬお引き立てを賜り」は、特別な重用を受けた場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。