「お留め置きください」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お留め置きください」とは?
「お留め置きください」は、そのままの状態にしておいてほしい場合に使用できる言葉です。
「留め置く」は、「とめおく」と読みます。
これは、「そのままの状態にしておくこと」を意味する言葉です。
ここでは、「お留め置き」と接頭語の「お」を付与しています。
これによって、丁寧な言葉として取り扱っているのです。
なお、「ください」は「くれ」を意味する尊敬語です。
このように述べる事で、相手に敬意を表す表現になります。
また、「ください」を使用すれば、相手に何かの行動を依頼できます。
ここでは「留め置いてほしいこと」を、「ください」を使用して表現しているのです。
「お留め置きください」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お留め置きください」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先と契約締結を進めていたとします。
しかし、最終的な手続きは、社内の合意を得てから実行する必要があったのです。
このような場合には、「社内の合意が取れるまで、手続きをお留め置きください」と述べるとよいでしょう。
これにより、手続きを止めておいてほしい事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ください」の使い方に注意しましょう。
これは語尾の活用が豊富な言葉です。
「くださませ」、「くださいますか」と変えるだけでも、相手が受け取る印象に変化が生じます。
また、「くださいますと幸いです」のように、冗長な表現を使用する事もできるのです。
「お留め置きください」を使った例文
「お留め置きください」を使った例文を挙げます。
例文のように、何を留め置くのかを述べると、自然な文章を作成する事ができます。
・『社内承認が下りるまで、手続きをお留め置きください』
・『まだ修正が入るかもしれないので、送付をお留め置きください』
・『いまだ方針が定まりませんので、実行をお留め置きください』
「お留め置きください」の類語と敬語での言いかえ
「お留め置きください」の類語と敬語を解説していきます。
「お留め置きください」の類似表現
「お留め置きください」の類似表現には、「止めておいてください」があります。
「お留め置き」と「止めておいて」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「お留め置きください」の敬語表現
「お留め置きください」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お留め置き願います」に言いかえできます。
まとめ
このように「お留め置きください」は、そのままの状態にしておいてほしい場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
