「基本的な質問で恐縮ですが」の意味を解説していきます。
ビジネス文の正しい使い方を学んでいきましょう。
「基本的な質問で恐縮ですが」とは?意味
「基本的な質問で恐縮ですが」とは「初歩的なことを、お尋ねして申し訳ありません」のこと。
素人めいた質問をお詫びする、丁寧なフレーズになります。
「こんな簡単なことを聞いてしまって、お恥ずかしいのですが」という謙遜した気持ちも込められています。
偉い人に対して基礎中の基礎を振りたいとき、初心者めいた質問をしたい場合に使います。
いきなり直球を投げつけると、こちらの見識のなさが露呈しそうなシーンで使います。
質問の前置きとして用いる言葉なので、インプットしておきましょう。
「基本的な質問で恐縮ですが」の上司や目上に使うときの注意点
「基本的な質問で恐縮ですが」というのは「恐縮ですが」という、こちらの申し訳なさを伝える言い回しが入っています。
おそれ多い気持ちを相手に届けることができるので、上司や目上の方に対して失礼なく使えます。
「基本的な質問で恐縮ですが」の後には、具体的な質問文を入れていきます。
長文になってしまいそうな場合は「基本的な質問で申し訳ありません」といったん区切りを入れてから、実際の質問に移っていくという方法もあります。
また社内の先輩に質問したい時に、いちいち「基本的な質問で恐縮ですが」と前置きしていると、まわりくどい印象を与えることもあります。
この他にも「お聞きしたいことがあるのですが」や「いまお時間いいですか」などラフな言い回しもあります。
その場にあった語句を見つけて、自然な日本語に整えていきましょう。
「基本的な質問で恐縮ですが」を使った例文
・『基本的な質問で恐縮ですが、この英文の日本語訳を教えてください』
・『基本的な質問で恐縮ですが、こちらの書類の書き方を教えてもらえませんか』
・『基本的な質問で恐縮ですが、先生のお考えをご教授ください』
「基本的な質問で恐縮ですが」の返答や返信例
「基本的な質問で恐縮ですが」は相手の「こんな分かりきった質問をして申し訳ない」というお詫びの気持ちがこもっています。
時間や手間をかけさせてお恥ずかしいという思いもあるので、できるだけ分かりやすく誠実に教えてあげることが基本となります。
社内ソフトの使い方、備品の置き場所、業界ならではの専門知識など、相手が知りたいと思っている内容を、平易な言葉をつかって説明していきましょう。
相手によっては一気にまくし立てられると、理解が追い付いていかない場合もあります。
そのため途中でいったん区切り「ここまでで何かご質問はありますか」と相手の反応をうかがうことも大切です。
メールであれば箇条書きで簡単に説明して、最後に「もし分からない点がありましたら、遠慮なくお問合せください」と書き添えておきます。
いいやり取りをしていきましょう。
まとめ
「基本的な質問で恐縮ですが」の意味をお伝えしました。
「基本的な質問で恐縮ですが」とは「初歩的なことをお尋ねして申し訳ありません」です。
誰もが分かるような基礎の質問をおこなう場合につかいます。
聞くは一時の恥というように、勇気を出して尋ねてみましょう。