「お手を拝借」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お手を拝借」とは? ビジネス用語【一語】

「お手を拝借」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「お手を拝借」とは?

「お手を拝借」は、相手の手を借りる場合に使用できる言葉です。

この言葉を使用する場面は多くありませんが、締めの挨拶などが想定できます。

イベントや会合、飲み会の終わりに、「締めの挨拶」というものが存在します。

ここでは、手拍子を使用するようなものも存在しているのです。

いわゆる「一本締め」「三本締め」「三三七拍子」などが有名です。

現代で使用される機会は少ないと言えますが、このような音頭により、会をクロージングする慣習があるのです。

このような場合に、相手に拍手を求める必要があるため「お手を拝借」という言葉を使用するのです。

なお、「拝借」とは「借りる」を謙譲語で言い表したものです。

「お手を拝借」のビジネスでの使い方、使うときの注意点

それでは、ビジネスで「お手を拝借」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。

たとえば、あなたが飲み会の幹事を担当していたとします。

会のクロージングは、伝統的な一本締めで終わらせる事にしたのです。

このような場合には、「それでは、お手を拝借します」と述べるとよいでしょう。

これにより、相手に拍手で音頭を取ってほしいことを、上手に言い換えて表現できるのです。

この言葉を使用する際には、「拝借」の使い方に注意しましょう。

これは「拝借します」のように、「する」を組み合わせて使用する事も可能です。

また「する」「いたす」にすれば、謙譲語の意味を追加する事もできるのです。

使用する場面に応じて、適切にアレンジして使用するとよいでしょう。


「お手を拝借」を使った例文

「お手を拝借」を使った例文を挙げます。

例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を少し加えてアレンジして使用するのもよいでしょう。

・『お手を拝借』
・『それでは、お手を拝借』
・『一同、お手を拝借します』

「お手を拝借」の類語と敬語での言いかえ

「お手を拝借」の類語と敬語を解説していきます。

「お手を拝借」の類似表現

「お手を拝借」の類似表現には、「お手を借ります」があります。

「拝借」「借ります」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。

「お手を拝借」の敬語表現

「お手を拝借」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。

たとえば「お手を拝借します」に言いかえできます。

この場合は、「拝借」が持つ謙譲語の意味に加え、丁寧語の「ます」の意味が付与される事になります。

まとめ

このように「お手を拝借」は、相手の手を借りる場合に使用できる言葉です。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。