「いやはやおみそれ致しました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「いやはやおみそれ致しました」とは?
「いやはやおみそれ致しました」は、相手の能力に感心するような場面で使用できる言葉です。
「おみそれ」は「お見逸れ」と表記します。
「逸れる」には、「機会を逃す」や「目標から外れる」などの意味があります。
このことら、「おみそれする」とは、「見逃す」に近い意味を持つと言えるのです。
しかし、ビジネスで使用する場合、相手の能力に感心するような場面で使用されます。
今まで相手の優れた能力を見逃していたという意味で「おみそれする」という言葉を使用するのです。
また、「いやはや」は感嘆を表現する言葉です。
また、「致しました」は「しました」を謙譲語に言い換えた言葉になっています。
ここでは、さらに丁寧語の「ます」を過去形にした「ました」を付与しているのです。
「いやはやおみそれ致しました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「いやはやおみそれ致しました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある人物のスキルを見せてもらったとします。
それは、凄腕のプログラマーで、あっという間に難易度の高いプログラムを完成させるのでした。
このような場合には、「あなたの技術力には、いやはやおみそれ致しました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の高度な技術に感心する様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「致しました」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語の「致す」を使用した言葉です。
ここから謙譲語の意味を除外すれば、「しました」のようにできます。
使用する相手に合わせて、適切な表現を選択する必要があるのです。
「いやはやおみそれ致しました」を使った例文
「いやはやおみそれ致しました」を使った例文を挙げます。
例文のように、何に「おみそれ」したのかを先に述べると、自然な文章を作成できます。
・『貴社の技術力には、いやはやおみそれ致しました』
・『当社の営業力には、いやはやおみそれ致しました』
・『皆様の努力には、いやはやおみそれ致しました』
「いやはやおみそれ致しました」の類語と敬語での言いかえ
「いやはやおみそれ致しました」の類語と敬語を解説していきます。
「いやはやおみそれ致しました」の類似表現
「いやはやおみそれ致しました」の類似表現には、「いやはや見逃しておりました」があります。
「おみそれいたす」と「見逃しておる」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「いやはやおみそれ致しました」の敬語表現
「いやはやおみそれ致しました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「いやはやおみそれしました」に言いかえできます。
まとめ
このように「いやはやおみそれ致しました」は、相手の能力に感心するような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。