「感慨を新たにしております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「感慨を新たにしております」とは?
「感慨を新たにしております」は、改めて身に染みるように感じ入る場合に使用できる言葉です。
「感慨」は、「物事に感じ入ること」や「身に染みて感動すること」の意味で使用されます。
ここでは「感慨を新たにする」としていることから、改めて何かに感じ入っている様子を言い表しているのです。
また、「しております」は、現在進行形の表現になっています。
さらにここでは、「いる」ではなく謙譲語の「おる」が使用されているのです。
これらのことから、「感慨を新たにしております」とは、改めて感じ入っている様子を表現しているのです。
「感慨を新たにしております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「感慨を新たにしております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、上司から話を聞いたとします。
その上司の話には説得力があり、改めて優秀な人物であることに感じ入ったのでした。
このような場合には、「お話を聞いたことによって、感慨を新たにしております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の能力に改めて感じ入っている様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「しております」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲表現になっている言葉です。
ここから謙譲語の意味を除外すれば「しています」のようになります。
相手との関係性などによって、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「感慨を新たにしております」を使った例文
「感慨を新たにしております」を使った例文を挙げます。
例文のように、感慨を得た背景などを先に述べると、自然な文章を作成できることでしょう。
・『お話を聞いたことで、感慨を新たにしております』
・『書籍を読んだことによって、感慨を新たにしております』
・『結果を目の当たりにしたことで、感慨を新たにしております』
「感慨を新たにしております」の類語と敬語での言いかえ
「感慨を新たにしております」の類語と敬語を解説していきます。
「感慨を新たにしております」の類似表現
「感慨を新たにしております」の類似表現には、「感銘を新たにしております」があります。
「感慨」と「感銘」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「感慨を新たにしております」の敬語表現
「感慨を新たにしております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「感慨を新たにしています」に言いかえできます。
まとめ
このように「感慨を新たにしております」は、改めて身に染みるように感じ入る場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。