この記事では「御丁寧に恐れ入ります」について解説をします。
「御丁寧に恐れ入ります」とは?意味
礼儀正しくて、細かなところにまで配慮が行き届いていて、ありがたいと思うといった意味です。
「御丁寧」は「丁寧」に「御」をつけて敬意を表す表現にしたものです。
「丁寧」には、礼儀正しくて、細かなところにまで配慮が行き届くさまという意味があります。
「御」は「お」とも「ご」とも読める漢字ですが、この場合は「ご」と読みます。
「ご」は他人の行為を表す語について、その人に対する尊敬の意を表します。
「恐れ入ります」は「恐れ入る」に「ます」をつなげたものです。
「恐れ入る」には、他人からの好意などをありがたく思うという意味です。
「ます」は敬意を表します。
「御丁寧に恐れ入ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人から丁寧な行為を受けたときに用います。
たとえば、手土産をもらった、何かを教えてもらったなどをしたときです。
わざわざ手土産を用意してくれるのは、礼儀正しく、細かなところにまで気を配っているといえます。
何かを教えてくれるのも、礼儀正しく、細かなところにまで気を配っているといえるでしょう。
わからない人に教えるのはあたり前と思うかもしれませんが、忙しくて教えられない、教え方がわからないということもあります。
そういったことを考えると、わざわざ教えてくれるのは丁寧といえます。
「御丁寧」の表現ですが、人によっては馬鹿にしていると受け取ってしまうことがあります。
そのため「丁寧」と表現をして問題ありません。
年代によって「丁寧」の表現の方が感じがいい、「御丁寧」の方が感じがいいと、思うものが違います。
20代や30代くらいの人は「御丁寧」を感じがよいと思っているようです。
年配の方に述べるときは注意が必要です。
「御丁寧に恐れ入ります」を使った例文
・『御丁寧に恐れ入ります。ありがとうございます』
「御丁寧に恐れ入ります」の返答や返信例
何に対してありがたい気持ちを表しているのかによって、返事の内容が変わります。
手土産を渡したことに対してなら、その手土産についてのエピソードなど語ってもよいでしょう。
エピソードを語れば興味を持ってくれるかもしれません。
何かを教えてこの言葉が返ってきたときには、「また教える」「いつでも力になる」などの返事をするとよいでしょう。
まとめ
この言葉、他人の好意に対してありがたいと思うときに述べます。
好意といってもさまざまありますが、この言葉は特に丁寧な行いについていいます。
他人から何かをしてもらったときには、感謝の気持ちを伝えましょう。