「全幅の信頼を置いておりました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「全幅の信頼を置いておりました」とは?
「全幅の信頼を置いておりました」は、最大限信頼していた場合に使用できる言葉です。
「全幅」は「ぜんぷく」と読みます。
これは、「あらん限りの」や「最大限の」という意味で使用できる言葉です。
ここでは「全幅の信頼」とすることで、「最大限の信頼」を言い表しているのです。
なお、「信頼を置く」とは「信頼する」と同義の言葉と言えます。
これを「置いておりました」とすることで、謙譲語を使用した表現になります。
「おる」は「いる」の謙譲語であり、「ました」は丁寧語の「ます」が過去形になったものなのです。
「全幅の信頼を置いておりました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「全幅の信頼を置いておりました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先企業を信頼していたとします。
その会社は、いつもしっかりと仕事を進めてくれたのでした。
このような場合には、「貴社の仕事ぶりには、全幅の信頼を置いておりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手を最大限信頼する様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「置いておりました」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語の表現です。
謙譲語の意味を除外すれば「置いていました」のように言い換える事が可能です。
相手に合わせて、適切な表現を選択して使用するとよいでしょう。
「全幅の信頼を置いておりました」を使った例文
「全幅の信頼を置いておりました」を使った例文を挙げます。
例文のように、信頼する対象を先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『貴社に対しては、全幅の信頼を置いておりました』
・『自分の部下に関しては、全幅の信頼を置いておりました』
・『当社の方針については、全幅の信頼を置いておりました』
「全幅の信頼を置いておりました」の類語と敬語での言いかえ
「全幅の信頼を置いておりました」の類語と敬語を解説していきます。
「全幅の信頼を置いておりました」の類似表現
「全幅の信頼を置いておりました」の類似表現には、「最大限の信頼を置いておりました」があります。
「全幅の」と「最大限の」は、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「全幅の信頼を置いておりました」の敬語表現
「全幅の信頼を置いておりました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「全幅の信頼を置いていました」に言いかえできます。
まとめ
このように「全幅の信頼を置いておりました」は、最大限信頼していた場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。