「大事には至りませんでした」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「大事には至りませんでした」とは?
はじめに「大事には至りませんでした」の意味を解説していきます。
「大事」は「だいじ」と読みます。
これは「大きな事」を意味する言葉で、「大切」を意味する「だいじ」とは異なります。
また、ここでの「至る」は「到達する、その状態になる」ことを意味しています。
そのため、文章全体としては「おおきな事にはならなかった」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「大事には至りませんでした」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「大事には至りませんでした」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、システム障害が発生したとします。
しかし、通信経路が瞬断しただけで、すぐに回復しました。
このような場合の報告では「システム障害が発生しましたが、大事には至りませんでした」と伝えるとよいでしょう。
ここで言う「大事」はシステム障害は問題が波及してシステムダウンに至るなどの「大きなこと」を示しています。
この言葉を使う場合の注意点は、軽微であっても重要な事象には使わないことです。
例えば相手にとって重要な事象だった場合には、「大事ではないですと」と反感を買ってしまう可能性があるためです。
「大事には至りませんでした」を使った例文
ここでは「大事には至りませんでした」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、何かがあったことに加えて使用すると、より分かり表現になるでしょう。
・『火災がありましたが、大事には至りませんでした』
・『問題はありましたが、大事には至りませんでした』
・『トラブルがありましたが、大事には至りませんでした』
「大事には至りませんでした」の類語や敬語での言いかえ
それでは「大事には至りませんでした」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「大事には至りませんでした」の類似表現
まず 「大事には至りませんでした」の類似表現について解説します。
「大事には」は「おおごとには」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「大事には至りませんでした」の敬語表現
つぎに「大事には至りませんでした」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「なりませんでした」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「大事には至りませんでした」という表現は、大きな事象には発展していない状態を適切に表現できるフレーズです。
ビジネスの現場でも利用できるシーンは多いので、覚えてくとよい言葉と言えます。