「甚だ不躾ながら」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「甚だ不躾ながら」とは?
「甚だ不躾ながら」は、「とても行儀が悪いが」のような意味で使用できる言葉です。
「甚だ」は、「甚だしい」という形容詞がベースになっています。
これは程度が著しい様子を言い表した言葉です。
また、「不躾」は「ぶしつけ」と読みます。
これは「躾がなっていないこと」を意味する言葉になっています。
これを言い換えれば「行儀が悪い」や「無礼」のような意味合いになるのです。
なお、「不躾ながら」とする事で、「不躾だが」や「不躾ではあるが」のような意味の表現になります。
「ながら」を使用する事で、少し印象の違う言葉で言い表しているのです。
「甚だ不躾ながら」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「甚だ不躾ながら」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが取引先と費用交渉していたとします。
しかし、相手は遠回しな表現を使っており、要求事項が分かりにくいのでした。
このような場合には、「甚だ不躾ながら、ストレートに希望額を教えてくださいますか」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分の行儀が悪い事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「不躾ながら」の使い方に注意しましょう。
これは「不躾ですが」や「不躾ではございますが」のように、丁寧語で言い換える事も可能です。
相手や状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「甚だ不躾ながら」を使った例文
「甚だ不躾ながら」を使った例文を挙げます。
例文のように、不躾ながら「どうするのか」を続けて述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『甚だ不躾ながら、率直に教えていただきたい』
・『甚だ不躾ながら、はっきりと否定いたします』
・『甚だ不躾ながら、私が先に入手いたしました』
「甚だ不躾ながら」の類語と敬語での言いかえ
「甚だ不躾ながら」の類語と敬語を解説していきます。
「甚だ不躾ながら」の類似表現
「甚だ不躾ながら」の類似表現には、「大変不躾ながら」があります。
「甚だ」と「大変」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「甚だ不躾ながら」の敬語表現
「甚だ不躾ながら」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「甚だ不躾ではございますが」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ございます」を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「甚だ不躾ながら」は、「とても行儀が悪いが」のような意味で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
