この記事では「変わらぬおつきあいのほど」について解説をします。
「変わらぬおつきあいのほど」とは?意味
これまでと同じような関係をという意味です。
「変わらぬ」は「変わる」を「ぬ」で打ち消した語です。
変化をしない、これまでと同じといった意味になります。
「おつきあい」は「つきあい」に「お」をつけて、丁寧に表現をしたものです。
この場合の付き合いは、男女の交際のことではなく、親しい間柄のことを指しています。
「ほど」は、断定を避けて柔らかく表現をするときに用いる語です。
特に大きな意味はありません。
「変わらぬおつきあいのほど」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手とこれからもよい関係を保ちたいときに用います。
「変わらぬ」なので、以前と同じ関係であるという意味です。
仲が悪い状態がこれからも続いて欲しいという人はいないでしょう。
仲が悪い人と長期的に一緒にいると、精神的な負担が大きくなります。
「変わらぬおつきあい」が意味するのは、よい関係のことです。
「ほど」は断定を避けて柔らかく表現をするときに用いるもので、敬意を表す言葉ではありません。
そのため、なくても失礼ではないです。
「ほど」の後には「よろしく」という気持ちを表す言葉が続きます。
失礼な言葉遣いでは、仲良くしたいという気持ちが伝わらないので、丁寧な言葉遣いをするように心がけましょう。
親しい仲なら「よろしく」でよいかもしれません。
しかし、ビジネスの場では「よろしく」では軽々しすぎます。
敬意を込めて「よろしくお願いします」のような丁寧な表現をすることが望ましいです。
また、態度にも気持ちが現れるので、態度も失礼がないように気をつける必要があります。
「変わらぬおつきあいのほど」を使った例文
・『変わらぬおつきあいのほど、よろしくお願いいたします』
「変わらぬおつきあいのほど」の返答や返信例
これからも親しい間柄を保ちたいという気持ちを表しています。
好意を示しているので、こちらも好意を示す態度をとります。
「こちらこそ、よろしくお願いします」などの返答をすれば、好意を示すことができます。
メールの場合は、できるだけすぐに返事を出すことが望ましいです。
返事が遅くなってしまうと、「気分を害してしまっただろうか」と相手を不安にさせたり、「仲良くしたくないのだろうか」と思われたりする可能性があります。
まとめ
この言葉は、相手との親しい関係を維持していきたいときに用います。
仕事は一人で行っているのではありません。
よい仕事をするためには、周りの人たちの協力が必要です。
こういった言葉で好意を示すことは、協力してくれる人を集めることにつながります。