この記事では「お心づかい恐縮に存じます」について解説をします。
「お心づかい恐縮に存じます」とは?意味
あれこれと気を配ってくれたことを申し訳なく思っている、といった意味です。
「お心づかい」には、あれこれと気を配ることという意味があります。
暑い外から帰って来た人に冷たい飲み物を差し出すなどを心づかいといいます。
「お」をつけることで、相手に対して敬意を表しています。
「恐縮」は相手に迷惑をかけたり、相手から好意を受けたりして、申し訳なく思うことです。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」「知る」「承知する」の謙譲語です。
この場合は「思う」という意味で用いています。
何かを思っているのは話し手です。
「ます」は敬意を表す語になります。
「お心づかい恐縮に存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人から心遣いをしてもらったときに用います。
あれこれ気を配ってもらったことに申し訳なく思う気持ちを表すもので、この言葉はお礼を伝えるものではありません。
お礼を伝えるときには「ありがとうございます」「感謝しております」などの表現をします。
心づかいとはどのようなことかというと、体調不良を心配してくれた、仕事の進行具合を気にかけてくれた、お祝いの品をもらったなどのことです。
相手が気を配ってくれたことなら「心づかい」といいます。
気を配ってもらったなら、できるだけすぐにお礼を述べることが望ましいです。
時間が経ってからよりも、すぐにお礼を伝えた方がよろこばれます。
気を配ってもらったその場で伝えられるのなら、その場で伝えるのが望ましいです。
それが無理なときには、電話、メール、手紙などで伝えます。
改まった場面では手紙を使うことが多いです。
「お心づかい恐縮に存じます」を使った例文
・『お心づかい恐縮に存じます。感謝しております』
「お心づかい恐縮に存じます」の返答や返信例
どのような心づかいを示したのかによって、返事の内容が変わります。
出産のために休んでいた人がいて、無事に出産をしてお祝いの品を贈ったとします。
そのときには、相手の体調を気遣う言葉をかけます。
ゆっくり休むようになど、体調を気遣ってあげましょう。
手助けをしたときなら、相手を応援している気持ちを伝えたり、また力になることを伝えたりします。
相手が成長できるような対応をしましょう。
まとめ
この言葉は、他人から気を配ってもらったときに述べるものです。
心づかいを示してもらえることは、ありがたいことです。
この言葉はお礼ではないので、お礼もきちんと伝えましょう。
お礼を伝えることは相手との関係を良好に保つために大切です。