「少しばかりですが」を解説していきます。
オフィスでつかう表現を、正しく学んでいきましょう。
「少しばかりですが」とは?意味
「少しばかりですが」は、こちらの持参した品物を控えめにお贈りしたいときに用います。
ご挨拶代わりのお菓子やポチ袋に入れた少額のお金を、目上の方にお渡しするシーンでつかいます。
「それほど大したものではありませんが」という謙遜した気持ちがこもっています。
オフィスでは贈り物を手渡すときに、品位を大切にした言い方を選びます。
「つまらないものですが」はその典型で、ほかにも「心ばかりですが」や「ほんの気持ちですが」などの類語もあります。
つつましい態度でお渡しすることが「少しばかりですが」にあたります。
「少しばかりですが」の上司や目上に使うときの注意点
「少しばかりですが」はとても慎み深い言葉なので、上司や目上の方に対して適用できるフレーズです。
「少しばかりですが、どうぞお受け取りください」と使います。
例えば九州出張に出かけていて、本日戻ったとき。
上司に業務内容の報告をしながら、簡単な菓子折りを手渡したとします。
このとき「お土産です」と言うよりは「少しばかりですが」とまろやかに伝えた方が、上司も受け取りやすくなります。
また取引先に差し入れをお持ちする場合は「お世話になっております。
少しばかりですが、どうぞお召し上がりください」とご挨拶をしながらお渡しします。
気の利いたスイーツや銘菓があると、かたい商談も思いのほか和むことがあります。
センスある言葉を添えながら、いい仕事を紡いでいきましょう。
「少しばかりですが」を使った例文
・『昨日の歓迎会のお礼です。少しばかりですが、お受け取りください』
・『出産祝いのプレゼントです。少しばかりですが、お納めください』
・『出張先の銘菓です。少しばかりですが、どうぞお召し上がりください』
「少しばかりですが」の返答や返信例
「少しばかりですが」は謙遜した気持ちをあらわす言葉です。
多くはこのメッセージと一緒に、お礼のお金や菓子折りなどが手渡されます。
自分のために時間を割いてくれ準備してくれた相手に対して、真心ある思いを伝えていきましょう。
その場で受け取る際には「ありがとうございます」と笑顔でお礼を伝えます。
また後日メールにてお礼のメッセージを送る場合には「この度はお菓子を頂戴し、誠にありがとうございました。
社員一同おいしく、いただきました。
メールで失礼いたしますが、心より御礼申し上げます」と添えておきます。
状況にあわせて適宜つかっていきましょう。
まとめ
「少しばかりですが」の意味と使い方を勉強しました。
お菓子やお金を手渡すシーンで使えます。
「つまらないものですが」と同じように、自分の手土産を謙遜してお贈りするときに用います。
「どうぞお納めください」の言葉と組み合わせます。
美しい敬語を知って、ビジネスの達人になっていきましょう。