「引き継いでいただきました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「引き継いでいただきました」とは? ビジネス用語【一語】

「引き継いでいただきました」という言い回しについての解説です。

「引き継いでいただきました」とは?意味

「引き継いでいただきました」は企業で働く人物が、本来自分ですべく仕事や役割があるのに対して、その役割を第3者に受け継いでもらうという意味になります。

よって、見方によっては自分の仕事を放棄しているので敬語表現において謙譲語を用いて受け継いでくれた相手に対して恐れ多いことであるという姿勢を見せているのです。

「引き継いでいただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「引き継いでいただきました」は、企業などで自分の仕事とか役割を第3者に肩代わりしてもらったということを相手に伝えるために使用します。

そのうえで注意すべく点はこの言葉は、自分の仕事を放棄しているという印象を相手が持ちやすく、なぜ肩代わりしてもらったのかということを疑問に持たれる点です。

そして、相手側が不審に思うと、今度はビジネスの商談なんかにも仕事を放棄する可能性があるのでは?と思われるので、使い方によっては無責任な人間だと公言することになり得ます。


「引き継いでいただきました」を使った例文

・『部長に引き継いでいただきました』
・『顧客情報の整理を係長に引き継いでいただきました』

「引き継いでいただきました」の返答や返信例

「引き継いでいただきました」についての返事は、相手側が自分の仕事を第3者に引き継いでもらったという事実に対してどう思うかが答えです。

つまり、無責任な人であると判断したのであれば、「自分の役割を放棄したのですか?」と質問したりするのも答えになりますし、「わかりました」と言って引継ぎについて理解を示すという方向の回答をしてもよいでしょう。

なお、この「引き継いでいただきました」は、自分の手に負えないから引継ぎをしたという場合もあれば、他に大きなお仕事が来て、その仕事を完遂させる方が優先であると判断して第3者に肩代わりをして貰うというケースもあるので、一概に無責任な行動ではないです。

まとめ

「引き継いでいただきました」は、第3者に自分の役割を肩代わりしてもらったということを相手に伝えるうえで、恐れ多いことであると前置きする表現法です。

つまり、引き継いでもらったという事実においてありがたいことであるという点、恐れ多いことであるという点がセットになるのがこの表現法で相手に対して自分は感謝しているという様子を示せるのです。

ですが、この言葉は受け取りてからすれば、自分の仕事を放棄しただけでは?とも思われるので場合によっては無責任な社員だということにもなり得るので使い方によってはマイナスイメージを持たれてしまうので注意です。