「チャンスを与えてくださり」という表現法についての解説です。
「チャンスを与えてくださり」とは?意味
「チャンスを与えてくださり」は、ビジネスでは、機会や好機と言える出来事を相手側が与えてくれたという意味で、言葉を謙譲語にすることで相手側に対して敬う気持ちを表現する言い回しになります。
よって、意味としては、機会とか好機を与えてもらって、どうであるという流れの話に持っていく前置きのことを意味します。
この前置きを使用することで、ビジネスでは相手側から与えられた恩赦について深く感謝をするという表現が可能です。
「チャンスを与えてくださり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「チャンスを与えてくださり」は、ビジネスでは相手側が自分にとって良い機会とか好機を与えてくれたことについて感謝をする前置きとして使用します。
なお、この前置きは、与えてくれた好機とか機会について断ることも実は可能なので、注意すべく点としては、この言葉は必ずしも好機とか機会を与えてもらったことに関して感謝をする表現になるかはわからないということです。
つまり、相手側が目上とか強力な企業だということで本当は好機とか機会だと思っていない場合もあり、そうした場合、否定的なことを言われる場合もあるというわけです。
「チャンスを与えてくださり」を使った例文
・『チャンスを与えてくださりましたが、私どもにとっては不要な機会です』
・『チャンスを与えてくださり感謝いたします』
「チャンスを与えてくださり」の返答や返信例
「チャンスを与えてくださり」についての返事は、「チャンスを与えてくださり」という会話の内容が前向きの会話で感謝を示しているかそうではないかで返事が変わります。
よって前向きな内容で、こちら側が与えた機会について感謝をしているようであれば、「頑張ってください」と言い、相手側がこちらが与えた機会を生かせるよう激励するとよいです。
逆に感謝を示していない場合、何も言わないというのが良いでしょう。
まとめ
「チャンスを与えてくださり」という表現法は、前向きな言葉が組み立てられ、機会を与えてもらったことについて感謝を示すという流れが多いのですが、ビジネスによっては、相手が機会を与えたのですが、その行為そのものが不愉快だったり不要だった利することも多く、そもそも、相手企業の気遣いが余計な事態に発展することもあるため、必ずしも「チャンスを与えてくださり」という前置きは相手に対して深い感謝を示すとは限りません。
なので、「チャンスを与えてくださりましたが余計な気遣いです」と機会を与えた企業側に言われてしまっても仕方がないということは頭に入れておくのが良いでしょう。