「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」について解説をします。

「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」とは?意味

注文をした後にはそれを取り消すことはできません、という意味です。

「ご注文」「注文」「ご」をつけて、相手を敬う表現にしたものです。

「注文」には、種類や数量などを指定して、製造や配達などをお願いすること、またそのお願いという意味があります。

「ご」をつけることで、注文をする人、この場合は聞き手を敬う表現にしています。

「後」は、時間的にあとのことを指します。

「キャンセル」は取り消すことです。

「お受け」「受ける」を連用形にして、「お」をつけて、相手を敬う表現にしたものです。

「受ける」には、働きかけに応じるという意味があります。

動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「する」を添えた形にすると、謙譲の意を表し、相手を敬う表現となります。

「おりません」「~ています」の丁寧な言い方の「おります」「ません」で打ち消したものです。

「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、商品を売る側がお客さまに対して伝えるものです。

メールやホームページなどで用います。

この言葉自体は失礼にはなりません。

注文が確定した後にキャンセルのお願いをされると、店側が損をしたり、キャンセル手続きに手間をとったりします。

こういったことを避けるために、注文後のキャンセルを受けつけていない店があります。

注文後にキャンセルできないと伝えられても、「そんなの聞いていない」とお客さまは納得しないので、ホームページなどであらかじめこのことを伝えておきます。

「キャンセルについて」などの項目を設けて、このような言葉が書かれています。

また、注文後にキャンセルのお願いをしてきたお客さまに対して、この言葉を伝えることもあります。


「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」を使った例文

・『恐れ入りますが、ご注文後のキャンセルはお受けしておりません』

「ご注文後のキャンセルはお受けしておりません」の返答や返信例

キャンセルはできないので、注文を取り消すことはあきらめるしかありません。

今後同じようなことがないように、注文をする際には間違いがないことをよく確認しましょう。

商品到着後に返品ができることもあるので、確かめてみてください。

まとめ

この言葉は、注文の取り消しを防ぐために使われています。

あらかじめ伝えておけば、注文後にキャンセルのお願いをする人が減ることが期待できます。

あらかじめ伝えたのに、キャンセルのお願いをされたときには、適切な対応をとりましょう。