この記事では「鬱陶しい雨ですが」について解説をします。
「鬱陶しい雨ですが」とは?意味
わずらわしく感じる雨ですが、という意味です。
「鬱陶しい」には、わずらわしい、心が晴れ晴れとしないという意味があります。
前髪が顔にかかってうるさく感じるさま、空に雲が広がっていて重たい感じがするさまなどを「鬱陶しい」といいます。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。
「が」は、前に述べたことと後に述べることが反対であることを表したり、前の言葉と後の言葉をつなげたりするものです。
「鬱陶しい雨ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あいさつの際に用いられます。
人と対面したときのあいさつ、手紙の中でのあいさつとして用いられるものです。
手紙は前文・主文・末文・後付で構成されています。
前文には「拝啓」などの頭語と、季節感を表す言葉、相手を気遣う言葉を書きます。
主文は本文のことです。
おわびの手紙以外では、まずあいさつを書き、そして本文に移ります。
末文には、本文のまとめや相手を気遣う言葉を書きます。
そして、頭語にあわせた結語がきます。
後付には、手紙を書いた日、差出人、宛名を書きます。
「鬱陶しい雨ですが」は、前文や末文でのあいさつの言葉をして用います。
「雨」で季節感を表し、「ですが」の後に相手を気遣う言葉を続けます。
毎日のように雨が降るとわずらわしく感じますが、「鬱陶しい」という表現の使用は控えた方がよいでしょう。
「鬱陶しい」は悪い意味で使われることが多くあります。
そういった言葉を聞いて、よい気分にはなりません。
相手を不快にさせないように、「鬱陶しい」を使わずに季節感を表してみましょう。
「雨が降り続いていますが」など、いろいろな表現ができます。
「鬱陶しい雨ですが」を使った例文
・『鬱陶しい雨ですが、変わりなくお過ごしですか』
・『鬱陶しい雨ですが、お体に変わりはありませんか』
「鬱陶しい雨ですが」の返答や返信例
「ですが」の後には体調を気遣う言葉が続くことが多いので、自分の近況を伝えましょう。
雨によって体調を崩してしまうこともあると思いますが、相手を不安にさせるようなことを述べるのは、できるだけ控えることが望ましいです。
体調が悪いことを伝えるなら、体調が優れなくても何とか過ごしていると、前向きになれるように配慮をします。
まとめ
この言葉は、主に手紙のあいさつで使われます。
雨ばかりの日だとわずらわしく感じますが、手紙ではなるべく前向きな言葉を使うように配慮しましょう。
「鬱陶しい」という言葉を使わなくても、季節感を表すことはできます。