「ご活躍のことと拝察いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご活躍のことと拝察いたします」とは?
「ご活躍のことと拝察いたします」は、冒頭の挨拶などで使用できる言葉です。
これは、相手の活躍を推察している事を言い表すものです。
「ご活躍」とは、相手が目覚ましく活動する事を、敬意を込めて表現下言葉です。
また、「拝察」とは、「敬って推察すること」を意味する言葉です。
つまり、「推察」を謙譲語で言い換えたものなのです。
また、「いたします」も謙譲語であり「します」の意味を持ちます。
「する」をへりくだって表現したのが「いたす」であり、これに丁寧語の「ます」を付与しているのです。
「ご活躍のことと拝察いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご活躍のことと拝察いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが先輩にメールを書いたとします。
その先輩とは会っていなかったので、相手の状況を想像した言葉を記載したのでした。
このような場合には、「今も変わらずに、ご活躍のことと拝察いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手が活躍している様子を想像している事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「拝察いたします」の使い方に注意しましょう。
これは誤りではありませんが、二重敬語と疑われる使い方になります。
「拝察」に既に謙譲語の意味があるため、「いたします」でさらに謙譲語を使用する必然性がないのです。
このような場合は「拝察します」のように言い換えて使用してもよいでしょう。
「ご活躍のことと拝察いたします」を使った例文
「ご活躍のことと拝察いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を少し加えてアレンジしてみてもよいでしょう。
・『ご活躍のことと拝察いたします』
・『ますます、ご活躍のことと拝察いたします』
・『今も変わらず、ご活躍のことと拝察いたします』
「ご活躍のことと拝察いたします」の類語と敬語での言いかえ
「ご活躍のことと拝察いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「ご活躍のことと拝察いたします」の類似表現
「ご活躍のことと拝察いたします」の類似表現には、「ご活躍のことと推察いたします」があります。
「拝察」と「推察」は、謙譲語の意味がないだけで、同じ意味の言葉だと言えるのです。
「ご活躍のことと拝察いたします」の敬語表現
「ご活躍のことと拝察いたします」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご活躍のことと拝察します」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご活躍のことと拝察いたします」は、相手の活躍を想像する場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
