「思われます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「思われます」とは? ビジネス用語【一語】

「思われます」という表現法についての解説です。

「思われます」とは?意味

「思われます」は、○○と思うという意味で、表現においては、相手に自発的に行動をして貰うように促したり、率直に自分の意見としてそう思うということを相手に伝える表現法です。

この表現法の利点は、相手に対して丁寧に応じる印象を与える表現なので、丁寧に相手に応対する意味を持ちます。

しかしながら、自分の意見を伝えるうえでお願いをする場合においては、無責任な要望や命令と受け取られるのが、「思われます」が持つ別の意味になるのです。

「思われます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「思われます」は、ビジネスでは、相手に対して自発的に行動をしてほしいと相手に要望を出す際に使用したり、自分の意見を相手に丁寧に伝えるために使用します。

そのうえで注意点としては、自発的に相手に行動をしてほしいと促したり、自分の意見を相手に伝えた場合、無責任に行動をしろと相手に促してしまうことがあるのが「思われます」の注意点になり、例をあげれば、自動車の工場の製造が遅れている場合、「工場の稼働時間を延ばすのが良いかと思われます」という言葉を使った場合、労働基準に違反するということを考えてなかった場合、無責任な命令だったり、意見になるのです。


「思われます」を使った例文

・『それはどうかと思われます』
・『給料をカットするのが良いかと思われます』

「思われます」の返答や返信例

「思われます」は、相手がそのように思うということについて返事をするのですが、返事をする側は、敬語にて丁寧な応対を受ける人物がこの言葉の対象なので答えを出す側は別に敬語で答える必要はないでしょう。

よって、「思われます」が相手側が給料アップをお願いしているという内容であれば、「わかった」とか、「給料を挙げたいが、営業利益が」と言って給料をアップさせるか保留するという答えを出すとよいでしょう。

まとめ

「思われます」は、ビジネスにおいては、丁寧な言い回しで自分の意見を述べたり、お願いをするという意味もあれば、他の社員に対して自発的に動いてほしいと要望を出す意味があります。

多様性がある言葉なのが「思われます」なんですが、この言葉は反面に、多様性が仇となり、無責任な要望とか命令になってしまうことが多いです。

例をあげれば、「給料アップをしたほうが良いと思われます」と部下が上司に苦言をしたと仮定した場合、これは給料アップするにはどうすればよいかという方法が考えられておらず、無責任な要望になるのでまず、この要望は通りません。

逆に、給料アップが可能な方法を挙げても、部下が上司に対してその方法を教えるわけですから、これも恐らく通らないでしょう。

よって、思われますは、多様な意味を持ちますが、その反面多用性がマイナスとして受け取られる言葉です。