「否めない事実」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「否めない事実」とは?
「否めない事実」は、「否定できない実際に起きた事」との意味で使用される言葉です。
「否めない」は「否む」という動詞を否定形にしたものです。
そして「否む」とは、「いやだといって拒む」や「承知しない」などの意味で使用される言葉です。
つまり、「否定」を動詞にしたのが「否む」だと考えればよいでしょう。
ここでは「否めない」とする事で、「否定できない」という内容を言い表しているのです。
なお、「事実」は、「実際に起きた事」や「実際に存在する事」などの意味で使用される言葉です。
これは「実際の事」が「事実」となったと考えると、分かりやすいでしょう。
これらのことから、「否めない事実」とは、「否定できない実際に起きた事」を意味する言葉だという事が分かるのです。
「否めない事実」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「否めない事実」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの後輩が転職することになったとします。
すると、後輩を信頼していた上司がとてもショックを受けていたのでした。
このような場合には、「このことは、残念ながら否めない事実です」と述べるとよいでしょう。
これにより、否定できない実際に起きた事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「否めない」の使い方に注意するとよいでしょう。
「否めない」は正しい表現ですが、少し古風な言葉とも言えます。
シンプルに「否定できない」のようにしたほうが、より無難な表現だと言えるのです。
状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「否めない事実」を使った例文
「否めない事実」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を加えて行く事、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『これは、否めない事実でございます』
・『どうやら、否めない事実のようです』
・『今回の件は、否めない事実だと思います』
「否めない事実」の類語と敬語での言いかえ
「否めない事実」の類語と敬語を解説していきます。
「否めない事実」の類似表現
「否めない事実」の類似表現には、「否定できない事実」があります。
「否めない」と「否定できない」は、言い方を変えただけの、同じ意味の言葉だと言えるのです。
「否めない事実」の敬語表現
「否めない事実」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「否定いたしかねる事実」に言いかえできます。
まとめ
このように「否めない事実」は、否定できない事実の事を表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
