この記事では「おっしゃった通りです」について解説をします。
「おっしゃった通りです」とは?意味
あなたがいうそのままです、あなたのいう通りです、という意味です。
「おっしゃった」は「おっしゃる」と「た」をつなげています。
「おっしゃる」は「言う」の尊敬語です。
尊敬語は、相手を高めて表現するものなので、この場合は何かを言ったのは聞き手や、そこにいない敬うべき人です。
「た」は、過去や完了を表します。
つまり、何かを言ったのは過去のことです。
「通り」は、そのままである意を表します。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表すものです。
「おっしゃった通りです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人の発言についてをいいます。
目上の人から「疲れているようだね。
昨日は飲み過ぎたのではないかな?」と問いかけられたとします。
実際に、昨日は飲み過ぎており、その影響で疲れています。
「まさにあなたの言ったことは当たっています」といった意味合いで、「おっしゃった通りです」を使います。
「た」は過去や完了を表すものなので、相手はすでに何かを発言しています。
すでに言った事柄を指しており、これから何かを言うことではありません。
発言をしたのが過去のことだからといって、過去や完了を表す「た」を使わなくてもよいです。
「おっしゃる通りです」としても意味は通じ、失礼にはなりません。
今よりもだいぶ前の発言については「おっしゃった」とすることもありますが、今発言したばかりのことを指す場合は「おっしゃる」とした方が自然です。
漢字では「仰る」と書きますが、メールではひらがなでも漢字でも構いません。
「おっしゃった通りです」を使った例文
・『○○さまのおっしゃった通りです』
「おっしゃった通りです」の返答や返信例
どのような会話なのかによって、返答の内容が変わります。
注意をして、その通りですという返事がきたなら、注意した通りの行動ができるように手助けをしてあげるとよいでしょう。
「このようにすればミスを防げる」など、具体的な指示を出します。
「気をつけなさい」とだけいわれても、何を気をつければよいのかわかりません。
どうしたらいいのかわからないと行動に移せないので、具体的な指示を出しましょう。
報告の場合は、その報告内容をよく聞きます。
その後に指示を出したり、計画を修正したりをします。
どういった報告なのかによって、返答内容やその後の行動が変わります。
まとめ
この言葉は、相手の発言についていうものです。
「あなたの言うそのままです」という意味で用います。
相手の意見などに賛成する場面で使うことができ、頻繁に口にする機会があることでしょう。